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トランプ氏「移民が犬を食べている」嘘、爆弾テロの脅迫広がる

トランプ氏「移民が犬を食べている」嘘、爆弾テロの脅迫広がる

Posted September. 14, 2024 09:26,   

Updated September. 14, 2024 09:26

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「スプリングフィールドで移民がペットの猫と犬を食べている」

10日(現地時間)に行われたテレビ討論会でのトランプ前米大統領の移民関連発言をめぐって波紋が広がっている。トランプ氏が言及した都市では爆弾テロの脅迫まで発生した。

ロイター通信などによると、オハイオ州スプリングフィールド市当局は2日、「複数の施設に対する爆弾予告で市庁舎を閉鎖する」と明らかにした。市関係者は、「同日午前8時24分頃、市の複数の機関や報道機関に爆弾テロの脅迫メールが届いた」と伝えた。スプリングフィールドに多く居住しているハイチ出身の移民も恐怖を訴えている。一部の移民家族は、テレビ討論会後、子どもを学校に送っていないという。

米政府と地域当局は、トランプ氏の発言が「嘘」であると伝えることに注力している。スプリングフィールド市当局は、「移民が他の住民のペットを食べたという報告を受けたことはない」と主張した。米ホワイトハウスも12日、「(トランプ氏の発言は)汚物を拡散させ、住民の生活を危険にさらす」と批判した。

しかし、「移民がペットを食べている」という陰謀論は、共和党極右勢力を中心に広がっている。特に現地では、この主張が「極右陰謀論者」で有名なローラ・ルーマー氏から始まったと指摘されている。

ルーマー氏は、X(旧ツイッター)で120万人のフォロワーを持つインフルエンサーで、最近、トランプ氏のイベントに頻繁に姿を見せた。テレビ討論会が行われた10日やトランプ氏の暗殺未遂事件が発生した翌日の7月14日にも、トランプ氏と共に専用機に搭乗したという。11日、ニューヨーク「9・11テロ追悼式典」にもトランプ氏と同行した。

英紙タイムズは、「ルーマー氏は、テレビ討論会の数日前にソーシャルメディアに『移民がペットを食べている』という陰謀論を広めた」とし、「これを相手の攻撃に活用するようトランプ氏を煽った」と伝えた。CNNも情報筋を引用して、「ルーマー氏は、トランプ氏の電話番号まで知っている」とし、「トランプ氏に相当な影響力を発揮している」と伝えた。


キム・ボラ記者 purple@donga.com