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大リーグ初のインド系選手ロッカーがデビュー戦で7奪三振

大リーグ初のインド系選手ロッカーがデビュー戦で7奪三振

Posted September. 14, 2024 09:27,   

Updated September. 14, 2024 09:27

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米大リーグ148年の歴史上初のインド系選手が誕生した。主人公はテキサス・レンジャーズのクマール・ロッカー(25、テキサス・レンジャーズ)だ。ロッカーは13日、敵地でのシアトル・マリナーズ戦に先発登板し、4回を投げ7奪三振2四球3被安打(1被本塁打)1失点を記録し、チームの5-4勝利に貢献した。

両親が見守る中でデビュー戦を終えたロッカーは「いつも私がインド系であることを強調した母に特に特別な意味があると思う」と話した。ロッカーは、米国のインド系移民の家庭に生まれた母親ルーさんと、プロアメリカンフットボールリーグ(NFL)選手出身の父親トレーシーさんの間に生まれた。クマールという名前もヒンディー語で「王子」という意味だ。ルーさんは「クマールが2才の時『この子はメジャーリーグ投手になるだろう』と夫に話したことがあったが、現実になった」として感激した。

ロッカーは高校卒業組だった2018年にメジャーリーグ新人ドラフトの時、コロラド・ロッキーズで全体1146位指名を受けるのに止まると、大学進学を選択した。ロッカーは2019年、ヴァンダービルト大学に米国大学体育協会(NCAA)ワールドシリーズ優勝をもたらし、ニューヨーク・メッツが2021年のドラフトで全体10順位で彼を指名した。ただ、肩の負傷で契約を結ぶことはできなかった。手術を受けて回復した彼は、2022年ドラフトの時、レンジャーズから全体3位指名を受けてプロ生活を始めることができた。しかし、肘の靭帯再建手術(トミージョン手術)を受け、メジャーデビューは見送られた。

ロッカーは、「ここまでの道のりは簡単ではなかったが、両親に誇らしい息子になりたくて今まで頑張ってきた」とし、「今日速いボールを投げてホームランを一本打たれたが、球威が戻ってくればより良い姿を見せることができるだろう」と話した。


任寶美 bom@donga.com