GSカルテックスが、国際航空炭素相殺・削減制度(CORSIA)の認証を受けた持続可能な航空油(SAF)を日本に輸出した。
GSカルテックスは19日、「CORSIA SAF」5000キロリットルを日本の伊藤忠商事を通じて日本の成田空港に13日供給したと発表した。GSカルテックスのCORSIA SAFは、世界最大手のバイオ燃料の生産企業であるフィランドのネステから供給を受けた100%SAFに一般の航空油を混ぜて製造する。GSカルテックスは昨年から、ネステや伊藤忠商事などと協業し、CORSIA SAFの供給を準備してきた。
GSカルテックスは、全体のSAF製造過程について、国際認証機関であるISCCからCORSIAの認証を取得した。CORSIAの認証を受けたSAFを使う航空会社は、炭素削減を公式に認められる。GSカルテックスが供給したSAFは今後、日本航空会社のANAやJALなどに販売される。
世界的にSAFの義務付けの傾向が強まっている。欧州連合(EU)は来年から、既存の航空油にSAFを少なくとも2%以上混ぜることを義務付けており、2050年は70%まで段階的に混合義務の割合を高める計画だ。先月から、韓国発国際線の旅客機にもSAFを給油し始めている。政府は先月、2027年から韓国を出発するすべての国際線の航空便にSAFの混合給油を義務付けることを発表した。
ホン・ソクホ記者 will@donga.com