Go to contents

GDP比政府負債の割合が45%で過去最高

GDP比政府負債の割合が45%で過去最高

Posted September. 21, 2024 10:03,   

Updated September. 21, 2024 10:03

한국어

今年第1四半期(1~3月)末の国内総生産(GDP)比政府負債の割合が、過去最高水準を記録した。

20日、国際決済銀行(BIS)によると、GDP比政府負債の割合は、3月末基準で45.4%と集計された。BIS基準のGDP比政府負債の割合は、国際通貨基金(IMF)と経済協力開発機構(OECD)基準の非営利公共機関と非金融公企業を除いた狭義の国家債務規模をいう。

GDP比政府負債の割合が45%台を越えたのは今年第1四半期末が初めてで、BISが関連統計を提供し始めた1990年第4四半期(10~12月)末以降、最高値を記録した。BISは、第1四半期末の政府負債の規模を1119兆2597億ウォン(約8234億300万ドル)と試算した。ウォンやドル基準でも過去最高値となる。GDP比政府負債の割合は、昨年第1四半期末は44.1%、第2四半期(4~6月)末は44.2%、第3四半期(7~9月)末は43.1%、第4四半期末は44.0%と次第に上昇してきた。

政府負債のリスクについて、韓国銀行は6月、金融安定報告書で、「2019年に入ってから統合財政収支が赤字に転換後、コロナ禍の危機対応などのために避けられない政府支出が増え、赤字が続いている」とし、「非基軸通貨国で対外依存度の高い国では、国家債務が急速に増えれば、国家信用格付けの下落による資本流出と金融・外国為替市場の不安の可能性に注意する必要がある」と指摘した経緯がある。

一方、GDP比家計・企業負債の割合は小幅下落した。GDP比家計負債の割合は、昨年第4四半期末の93.6%から今年第1四半期末は92.0%に減少した。企業負債の割合も、113.0%から112.2%へと下がった。


世宗市=イ・ホ記者 number2@donga.com