Go to contents

漢江沿いのコンクリートを取り除いて森に再整備

漢江沿いのコンクリートを取り除いて森に再整備

Posted September. 24, 2024 09:00,   

Updated September. 24, 2024 09:00

한국어

ソウル市は来年まで、コンクリートが敷かれた漢江(ハンガン)沿いの護岸の90%以上を土や砂利など、自然型に復元する。漢江の生態系が自生力を備えることができるよう、漢江生態公園5ヵ所に対しても再整備が行われる。

23日、ソウル市は、「グレート漢江」プロジェクトを通じて、漢江の自然性回復のための事業を集中的に推進すると発表した。護岸とは、川の岸が侵食しないように設置した構造物で、漢江沿いには計82キロが設置されている。ソウル市は2007年から、漢江ルネッサンスの一環として漢江沿いのコンクリートを取り払った場所に、土や砂、水生植物を植えて自然型護岸に復元し、汝矣島(ヨイド)セッカンをはじめ、汝矣島公園23万平方メートルの6.5倍に達する151万平方メートル模の生態公園5ヶ所を造成した。その結果、漢江の生物種は、2007年の1608種から2022年は2062種に増えた。

ソウル市は来年まで、コンクリートが敷かれた漢江沿いの護岸のうち、復元対象区間(57.1キロ)の94%に当たる53.7キロを、土や砂利、水生植物が植栽された自然型に復元する。接岸施設や橋梁など構造的に問題があったり、水上安全のために復元できなかったりするところを除いて自然型に復元する計画だ。

現在、復元対象区間の86%(49.5キロ)は自然型に復元されている。ソウル市は来年、トゥクソム漢江公園の取水場~千戸(チョンホ)大橋、汝矣島セッカン合流部~漢江大橋、聖水(ソンス)大橋~永東(ヨンドン)大橋の下流など計4.2キロを復元し、残りの望遠(マンウォン)漢江公園内の江辺北路の橋梁下部の区間は、開発事業など周辺環境の変化を考慮して徐々に復元する予定だ。

また、湖岸と水辺には、今年は7万本、来年は6万本余りの木を追加で植え、計370万本余りが育つ漢江の森を造成する。ソウル市は昨年、柳やチョウセンボケ、エノキ、ヤマボウシ、ニレなど計8万本を植えたことがある。

漢江生態公園5ヵ所は再整備する。現在、漢江には汝矣島セッカン(75万8000平方メートル)、江西(カンソ)湿地(37万平方メートル)、高徳(コドク)水辺(16万8300平方メートル)、岩寺(アムサ、16万2000平方メートル)、蘭芝(ナンジ)生態湿地園(5万7600平方メートル)などの生態公園が造成されている。市は2026年までに、生態系の安定を害さないようにユーザーの動線を別途用意し、頻繁な浸水地域には植物自生条件を考慮した環境を造成するなど、オーダーメード型整備を進める。


チョン・ヘジン記者 sunrise@donga.com