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「野生花の生命力で受刑者に希望を」 韓国犯罪防止財団が受刑者のための写真展

「野生花の生命力で受刑者に希望を」 韓国犯罪防止財団が受刑者のための写真展

Posted September. 25, 2024 09:14,   

Updated September. 25, 2024 09:14

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「刑務所に閉じ込められた人々の人生は、怒り、悲しみ、後悔、そして自分に対する自責の念に満ちています。彼らに野生の花を通じて、粘り強い生命力と自由、そして希望を伝えたいと思います」

韓国犯罪防止財団(イ・グィナム理事長)が、創立30周年を迎え、受刑者のための写真展を開く。来月12日から16日まで、ソウル江南区駅三(カンナムグ・ヨクサム)1洞の文化センターで、「あなた、また花に咲く」というテーマで行われる。展示会を準備中のコ・ホンゴン写真作家は「単純な写真展示を越えて受刑者に希望と慰労を伝えるという特別な目的を成し遂げることを願う」と付け加えた。

今回の展示には、計80点の野生花の写真が、△混沌、△慰撫、△克服、△蘇生という4つのテーマに分かれ、文章とともに展示される。コ作家は1998年、最高検察庁科学捜査課で写真鑑定官として勤務し、2003年、写真作家に転向して現在まで花と関連した展示を9回も開いている。展示会は、全国の受刑者に野生花の写真の額縁と写真集を寄付できるように、募金展の形で行われる。コ作家は、「受刑者を単純に処罰の対象と見るのではなく、社会の一員として見る見解を持つことを期待する」と話した。

行事を企画した韓国犯罪防止財団の尹亨柱(ユン・ヒョンジュ)副理事長は、1960~1970年代にフォーク音楽歌手として活動した。彼は1975年、芸能人の大麻事件で100日間収監生活をした。尹副理事長は、「収監中は自殺について悩むほど大変だったが、そのような苦難の時間がむしろ多くの人々に労いを伝えられる契機になった」と明らかにした。李理事長(元法務部長官)は、「受刑者たちに生命力の強さを示し、新しい人生に向かって進む勇気を与えたい」と話した。


チェ・ミソン記者 cms@donga.com