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産後養生院の費用が「2週間で4000万ウォン」

産後養生院の費用が「2週間で4000万ウォン」

Posted September. 26, 2024 09:05,   

Updated September. 26, 2024 09:05

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この5年間、一部地域の産後養生院の利用料が60%以上高騰したことが分かった。また、産後養生院の過半数が首都圏に集中していることが分かったが、このため一部の非首都圏の産婦は、「遠征産後ケア」のために出向くことも珍しくないのが現状だ。

25日、国会保健福祉委員会所属の最大野党「共に民主党」の朴熙承(パク・ヒスン)議員が、保健福祉部から提出を受けた資料によると、全国17市道のうち、最近産後養生院の費用が最も多く上がったところは光州(クァンジュ)だった。光州は、産後養生院の平均利用料(一般室の2週間利用基準)が、2019年の225万ウォンから昨年は370万ウォンへと64.4%増加した。同期間、190万ウォンから278万ウォンへと46.3%値上がりした釜山(プサン)がそれに次いだ。慶尚南道(キョンサンナムド)も、197万ウォンから272万ウォンへと38.1%上昇した。

産後養生院の利用料は、地域別にも差が大きかった。一般室の2週間利用基準で、ソウルは平均利用料が433万ウォンで最も高かった。続いて光州(370万ウォン)、世宗(セジョン、347万ウォン)、京畿(キョンギ、332万ウォン)などの順だった。平均利用料が最も安いところは全羅北道(チョンラブクド)(201万ウォン)で、ソウルの半分にも満たなかった。また、先月ソウル市の発表によると、江南区(カンナムグ)の産後養生院の特室利用料は、2週間で4020万ウォンに達した。

一方、産後養生院の過半数が首都圏に集中していることが分かった。全国の産後養生院は計456ヵ所だったが、このうち61.2%の279ヵ所が首都圏にあった。京畿道(キョンギド)が145ヵ所で最も多く、ソウルが112ヵ所、仁川(インチョン)が22ヵ所などだった。産後養生院が最も少ない地域は世宗で、6ヵ所に過ぎなかった。光州や蔚山(ウルサン)、済州(チェジュ)もそれぞれ7ヵ所に過ぎなかった。

産後養生院が1ヵ所もない自治体も多かった。忠清北道(チュンチョンブクド)は市郡11ヵ所のうち9ヵ所に、全羅北道は市郡14ヵ所のうち11ヵ所に産後養生院がなかった。全羅南道と慶尚北道(キョンサンブクド)のそれぞれの市郡22ヵ所のうち14ヵ所に産後養生院がなかった。このような状況のため、非首都圏の産婦は、やむを得ず他の地域に「遠征産後ケア」に行くことも頻繁な状況だ。

朴議員は、「少子化時代であるだけに、産婦と新生児に対する産後ケアがきちんと行われなければならないが、地方では産後養生院へのアプローチが著しく落ちる」とし、「産婦が『遠征産後ケア』をする必要がないように、政府が人口減少地域などを中心に産後ケアのインフラ支援拡大について検討しなければならない」と強調した。


キム・ソヨン記者 ksy@donga.com