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強制労働を伝える北海道の資料館、日本市民の募金で再建

強制労働を伝える北海道の資料館、日本市民の募金で再建

Posted September. 30, 2024 09:30,   

Updated September. 30, 2024 09:30

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北海道で日本による植民地支配期の朝鮮人強制動員の歴史を伝えてきた「笹の墓標強制労働博物館」が、2020年1月に大雪で倒壊して以来、約4年ぶりに再オープンする。共同通信社は28日、北海道幌加内町で「笹の墓標強制労働博物館」の開館記念式典が行われたと報じた。

博物館は1995年に設立され、植民地支配期後半、幌加内町の朱鞠内地区で行われたダムや鉄道工事で犠牲になった朝鮮人たちの話を伝えてきた。博物館の名前が「笹の墓標」なのは、犠牲者の遺体が墓標もなく笹が生い茂る場所に埋葬されていたためだ。博物館はダム建設の過程で犠牲になった人たちの慰霊碑や遺品を保管・展示していたが、20年1月の大雪で倒壊した。そこで、日本市民で構成された「笹の墓標展示館再生実行委員会」が募金活動を通じて7千万円(約6億5千万円)以上の資金を集め、先月、建物が完成した。

再建に携わった殿平善彦さんは、記念式典で、「過去を忘れず、国境を越えて和解と平和を求めていくことが私たちの願いだ」とあいさつした。新館長に就任した矢嶋宰さんは、「歴史を伝えると同時に国によって被害を受けた犠牲者と出会える場にしたい」と意気込みを語った。博物館の開館日は29日。


キム・ユンジン記者 kyj@donga.com