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100歳の誕生日を迎えたカーター米元大統領、「来月の大統領選挙投票を待ち望む」

100歳の誕生日を迎えたカーター米元大統領、「来月の大統領選挙投票を待ち望む」

Posted October. 01, 2024 09:31,   

Updated October. 01, 2024 09:31

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1924年10月1日生まれで、米国の大統領経験者の中で最長寿のカーター氏が1日(現地時間)、100歳を迎えた。皮膚がんの一種であるメラノーマ(悪性黒色腫)で闘病中のカーター氏は、昨年2月から延命治療を止め、故郷のジョージア州プレーンズでホスピス治療を受けている。

バイデン大統領は先月29日、カーター氏を「米国史上最も影響力のある政治家の一人」とし、「より良い世界へのあなたの献身、人間の善良さに対するあなたの信念が私たち全員を導く光となっている」と誕生日を祝う声明を発表した。

バイデン氏は、デラウェア州上院議員だった1976年、民主党の主要政治家の中でいち早くカーター氏の大統領選出馬を支持した。以来、2人は緊密な関係を維持してきた。カーター氏も2020年の大統領選挙当時、バイデン氏を「忠実で献身的な友人」として支持した。

カーター氏は11月5日の米大統領選で、ハリス副大統領に郵便投票する意向を明らかにしている。カーター氏の孫のジェイソン・カーター元ジョージア州上院議員(49)は今年8月、民主党全国大会に出席し、「祖父はハリス氏に投票する機会を待ち望んでいる」と述べた。

カーター氏は在任中、中国との「デタント」(緊張緩和)をリードした。戦争を繰り広げたイスラエルとエジプトの平和協定の締結も仲介した。しかし、第2次オイルショックによる高物価、イラン革命勢力が首都テヘランの米大使館を占拠し、52人の米国人を444日間拘束した「人質事件」などで再選に失敗した。

しかし、退任後は様々な平和および人権活動に従事し、「最も優れた元大統領」と呼ばれた。1994年、北朝鮮の核危機の際には平壌(ピョンヤン)を訪れ、金日成(キム・イルソン)主席と北朝鮮の核凍結について話し合ったこともある。ボスニア内戦、ハイチ大地震などでも民間人保護に尽力した。趣味の木工技術を活用した「ハビタット」の住宅支援に熱心で、各国を回って民主主義、人権、飢餓撲滅などの重要性を強調した。カーター氏はこのような功績が認められ、2002年にノーベル平和賞を受賞した。


キム・ユンジン記者 kyj@donga.com