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マクロ使って買った7万ウォンのチケットを235万ウォンで転売、警察がダフ屋行為の7人を検挙

マクロ使って買った7万ウォンのチケットを235万ウォンで転売、警察がダフ屋行為の7人を検挙

Posted October. 02, 2024 09:41,   

Updated October. 02, 2024 09:41

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いわば「マクロプログラム」を利用して、歌手イム・ヨンウン・コンサートなどの人気公演のチケットを買った後、追加金を上乗せして転売したダフ屋行為のグループが警察に捕まった。改正公演法が今年3月に施行されて以来、検挙された初の事例となる。

ソウル警察庁は1日、ダフ屋行為をした7人を公演法違反の容疑で検挙したと発表した。警察は今年3月の公演法改正後も、「イム・ヨンウン・コンサート」の転売チケットの価格が500万ウォンまで高騰すると、捜査を進めてきた。警察によると、捕まった犯人たちは全員がマクロなどのコンピュータープログラムに慣れている20代や30代だった。職業は大学生や就活生で、生活費や小遣い稼ぎを目的に犯行に及んだことが確認された。

マクロは、よく使う複数の命令語を一つにまとめて自動的に反復作業を実行させるプログラムのこと。通常、チケットを予約するためには、予約サイトのログインから決済まで、さまざまな段階を経なければならないが、マクロを使えばあっという間に処理できる。警察によると、被疑者たちはマクロを利用して1~2分以内に前売りリンクに直接アクセスし、チケットを数枚購入したことが確認された。

彼らが犯行で得た収益は、5ヵ月間で計1億3000万ウォンに上るものと推定される。20代男性のA氏は、イム・ヨンウン・コンサートのチケットなど15枚を転売し、1300万ウォン以上の収益を上げて摘発された。このコンサートのチケットは、定価が18万7000ウォンだが、A氏は80万ウォンを超える価格で転売した。定価が14万3000ウォンだった歌手羅勳兒(ナ・フンア)のコンサートチケットは50万ウォンで取り引きされた。俳優ビョン・ウソクのファンミーティングのチケットは、定価が7万7000ウォンから235万ウォンに水増しして販売された。

文化体育観光部は、マクロを利用して公演チケットを買い入れて高い価格で転売する事例が増えていることを受け、このような行為を禁止する公演法の一部改正法律を3月22日から施行した。改正された公演法は、マクロプログラムを利用して公演入場券などを購入した後、追加金を受け取って転売する行為を禁止し、これを違反すれば1年以下の懲役または1000万ウォン以下の罰金に処する。

警察の関係者は、「公演法の他にも、犯罪の手口に応じて刑法上業務妨害および情報通信網法違反疑惑の適用を積極的に検討する方針だ」と伝えた。仁荷(インハ)大学消費者学科のイ・ウンヒ教授は、「マクロなど、ダフ屋の売買手法が日々進化しているだけに、処罰対象を拡大できるよう法律改正を検討するなどダフ屋根絶のための積極的な行動が必要だ」と話した。


ソ・ジウォン記者 wish@donga.com