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尹大統領、妻に対する特権法など3法案で拒否権行使…検察、高級バック受領疑惑「嫌疑なし」で終結

尹大統領、妻に対する特権法など3法案で拒否権行使…検察、高級バック受領疑惑「嫌疑なし」で終結

Posted October. 03, 2024 09:33,   

Updated October. 03, 2024 09:33

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は2日、妻の金建希(キム・ゴンヒ)氏に対して野党が強行処理した特検法とチェ上兵特検法、「地域貨幣法」の3法案に対して再議要求権(拒否権)を行使した。尹大統領が拒否権を行使した法案は24件となった。10ヵ月前に大統領夫妻が告発され、捜査を行ってきた検察は同日、金氏が高級ブランド「クリスチャン・ディオール」のバッグを受け取ったとされる疑惑をめぐり、「嫌疑なし」として不起訴処分を下した。

大統領室のチョン・ヘジョン報道官は同日、記者会見で、「大韓民国憲法により、大統領が違憲、違法な法案に対して再議要求権を行使することは義務であり責任だ」と述べた。検察は同日、チェ・ジェヨン氏が金氏に渡した高級ブランドバッグなどの贈り物は、尹大統領の職務とは関係がなく、個人的な親交によって贈られたとし、金氏とチェ氏の双方を不起訴処分にした。検察はチェ氏が渡した贈り物について、金氏との友好的な関係維持や接見のための手段と判断した。

当初、大統領室内部では、金氏の特検法に対する賛成世論と親韓(親韓東勲)系の要求などを考慮し、拒否権行使に合わせて金氏が直接謝罪することを話し合ったという。しかし、今回の謝罪で終わらない可能性が高いため、他の事案が整理された後に再検討するという。検察は、金氏のドイツ車輸入販売会社「ドイツ・モーターズ」の株価操作関与疑惑の捜査も今月中に結論を出す方針だ。

最大野党「共に民主党」は4日、国会本会議を開き、法案を再び採決する計画だ。趙承来(チョ・スンレ)首席報道官は、「金氏は高級バッグを受け取り、国政を蹂躙し、与党の公認に介入しても、処罰はおろか起訴すらされない」とし、「一体誰が金氏に『不起訴特権』を与えたのか」と批判した。

医・政対立、金氏問題に続き、キム・デナム元大統領室行政官の通話録音波紋で「尹-韓」衝突の様相が広がり、大統領室と与党「国民の力」は、再採決での党の離脱票に与える影響を注視している。票の取り締まりに乗り出した与党院内指導部は、「否決を党論として推進する」と述べた。


黃炯? constant25@donga.com