人工知能(AI)をはじめとする先端技術が働き口を脅かすだろう、という不安の程度が、韓国で比較的高いことが分かった。3日、韓国保健社会研究院のチョン・セジョン研究員とシン・ヨンギュ研究員が発刊した「デジタルへの転換とAI技術に関する認識態度に関する10ヵ国の比較」と題した報告書によると、韓国は「AIなどの新技術で、自分の仕事が脅かされかねないと思うか」という質問に対し、「大変同意するか同意する」という回答が35.4%に達した。これはイタリア(39.1%)に次ぐ2位だった。3位は、AI大国と言われる米国(35.0%)だった。
懸念を示す回答が最も少なかった国はデンマークで18.3%だった。スウェーデン(20.1%)やドイツ(21.1%)、フィンランド(24.1%)、英国(28.3%)なども比較的低い水準を示している。研究チームは、デジタル熟練に対する韓国人の基準が相対的に高く、自分の技術水準を低く評価し、AIが自分に取って代わることができるという不安が高いと分析した。
チャン・ウンジ記者 jej@donga.com