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「年俸5億ウォン」の医師求人広告を10回出しても応募がない

「年俸5億ウォン」の医師求人広告を10回出しても応募がない

Posted October. 04, 2024 10:30,   

Updated October. 04, 2024 10:30

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慶尚南道居昌(キョンサンナムド・コチャン)の赤十字病院は今年、映像医学科の医師を採用するために10回も広告を出した。初めて求人広告を出した時は、年俸4億5000万ウォンを提示したが、応募がなかった。その後、年俸を5億ウォンに引き上げ、辛うじて採用することができた。昨年、全羅南道木浦市(チョルラナムド・モクポシ)の医療院は、年俸6億2000万ウォンを提示した末、整形外科医を採用し、慶尚北道蔚珍郡(キョンサンブクド・ウルジングン)の医療院は5億600万ウォンで映像医学科の医師を採用した。

地方医療院などの公共医療機関は、5億ウォン以上の高い年俸を提示して辛うじて医師を採用できるほど、医療従事者の人手不足が深刻であることが分かった。国会保健福祉委員会所属の最大野党「共に民主党」のチョン・ジンスク議員と市民団体の経済正義実践市民連合は3日、地方医療院など公共医療機関の医師採用の実態を分析した結果を発表した。それによると、全国51の公共医療機関はこの5年間、計4014人の医師を採用しようとしたが、実際に採用した医師は1334人(33.2%)に止まった。

数億ウォン台の年俸を提示しても、結局医師を採用できない事例も少なくなかった。慶尚北道安東(アンドン)の医療院は昨年、年俸4億5000万ウォンを勤務条件に内科医の採用広告を出したが、応募者が一人もいなかった。慶尚北道栄州(キョンサンブクド・ヨンジュ)の赤十字病院は昨年、年俸4億4000万ウォンで整形外科医を、慶尚北道金泉(キムチョン)医療院は今年、年俸4億3000万ウォンで救急医学科医を採用しようとしたが失敗した。

経済正義実践市民連合の関係者は、「政府が医師不足を解消するために医学部の増員を推進しているが、単に医学部の増員だけでは不足する地域・必須・公共医療の医師を確保することはできない」とし、「地域の必須医療の空白を解消するためには、慢性的な医師不足を解消する対策を打ち出さなければならない」と話した。


キム・ソヨン記者 ksy@donga.com