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「焼酎4本を飲んだ」 パク・デソン容疑者の供述は虚偽の可能性

「焼酎4本を飲んだ」 パク・デソン容疑者の供述は虚偽の可能性

Posted October. 07, 2024 09:36,   

Updated October. 07, 2024 09:36

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10代の女子生徒を追いかけ、凶器で殺害したパク・デソン(30)容疑者が、犯行当時、「焼酎4本を飲んだ」という供述が嘘であることが明らかになった。警察は実際、パク容疑者が飲んだのは2本のみだと把握している。泥酔した状態で犯行に及んだというパク容疑者の供述にも、疑問が大きくなる見通しだ。

6日、全羅南道順天(チョルラナムド・スンチョン)警察署などによると、警察は先月28日ごろ、順天市照禮洞(チョレドン)にある朴容疑者の店に対し家宅捜索を行った。当時、食卓にはおつまみと焼酎4本があったが、そのうちお酒がすべて空になっていたのは2本だけだった。残りの2本のうち1本は栓は抜いていたが、酒はそのままで、もう1本は栓も抜いていない状態だった。結局、パク容疑者が飲んだのは2本だけだ。

警察によると、パク容疑者は犯行前日の先月25日午後9時ごろから、店で酒を飲み始めた。午前0時ごろ、街を徘徊し、彼を乗客と誤解したタクシー運転手と短い会話を交わした。その後、パク容疑者の兄が「弟が自殺するかもしれない」と通報し、警察が出動して5分間面談を行った。パク容疑者は警察が帰った後、被害者のAさん(18)を見て、800メートルを追って殺害した。彼はその後、ビアホールやカラオケで再び酒を飲んだ後、近くのスーパーに駐車されていた乗用車を足で蹴っていたところ、通報を受けて出動した警察に検挙された。パク容疑者は犯行前後の3時間、彼の店から半径2キロで5回も人々と接触した。彼と会った人たちは、「(パク容疑者は)酔っていたが対話は可能だった」と陳述した。

これに先立って、パク容疑者は拘束前の被疑者尋問(令状実質審査)に出頭し、取材陣に対し「焼酎4本を飲んだので、犯行を覚えていない」と主張した。警察は、パク容疑者が店で凶器を持って腰元に隠し、犯行後捨てるなど計画的犯罪を犯したと見て、事件を検察に送検した。


李亨胄 peneye09@donga.com