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72歳の誕生日を迎えたプーチン大統領、旧ソ連国家連合首脳会談

72歳の誕生日を迎えたプーチン大統領、旧ソ連国家連合首脳会談

Posted October. 08, 2024 09:24,   

Updated October. 08, 2024 09:24

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「神よ、『ツァーリ』をお守りください」

ロシアの極右思想家アレクサンドル・ドゥーギン氏が7日午前0時、テレグラムに投稿した文だ。同日72歳の誕生日を迎えたロシアのプーチン大統領(写真)を帝政ロシアの皇帝「ツァーリ」に例え、忠誠を誓ったのだ。ドゥーギン氏は、ロシアのウクライナ侵攻が正当であり、ロシア帝国を復活させなければならないと主張する人物だ。

ロシアのスプートニク通信などによると、プーチン氏は同日夕方、8日に開かれる旧ソ連国家連合「独立国家共同体(CIS)」首脳会議に出席するために首都モスクワを訪れた中央アジア諸国の首脳らと会う。CISは1991年、旧ソ連の解体で独立した国々が結成した親ロシア国家の連合体で、ベラルーシ、カザフスタン、ウズベキスタンなどが属している。

ウクライナ戦争で欧米と対立しているプーチン氏は、CIS、ロシアと中国が主導する地域安全保障枠組み「上海協力機構(SCO)」などを通じて、米国主導の世界秩序を多極体制に転換すべきだと主張している。

2000年に大統領に就任し、今年5月に5期目の任期を開始したプーチン氏は、ソ連崩壊後、最も長く政権の座に就いているロシアの指導者だ。憲法改正により、84歳になる2036年まで大統領を務める道も開いた。事実上の終身政権だ。

ウクライナとロシアの交戦は続いている。AP通信などによると、6日、ロシア軍は今年8月6日からウクライナ軍が一部占領している南部クルスク州で、ウクライナ軍に400人の兵力損失を与えたと主張した。ウクライナ空軍も5日、ロシアが無人機(ドローン)、ミサイルなどを通じて首都キーウ、第2都市ハルキウ、黒海の港湾都市オデッサなどを空爆したが、ほとんど撃退したと反論した。

オランダのブレケルマンス国防相は6日、キーウをサプライズ訪問し、ウクライナのドローン戦力強化のために4億ユーロ(約5900億ウォン)を支援すると明らかにした。すでに支援を約束していた米国製F16戦闘機の初納品も完了したと付け加えた。「プーチン狙撃手」と呼ばれるほどプーチン氏に批判的な、北大西洋条約機構(NATO)の新たな事務総長のルッテ前オランダ首相は、就任から2日後の3日にキーウを訪れ、NATOが引き続き支援することを約束した。


イ・チョンア記者 clearlee@donga.com