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三星電子、「期待を下回る」半導体業績で異例の謝罪

三星電子、「期待を下回る」半導体業績で異例の謝罪

Posted October. 09, 2024 10:32,   

Updated October. 09, 2024 10:32

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三星(サムスン)電子は、第3四半期(7~9月)に9兆ウォン台の営業利益で市場予測を下回る業績を発表した。10兆ウォンの壁を越えることができなかった業績の低迷に、半導体の最高経営陣が異例に謝罪し、内外からの「危機論」を刷新と革新で突破すると明らかにした。

8日、三星電子は連結基準で第3四半期の売上が79兆ウォン、営業利益が9兆1000億ウォンの暫定業績を公示した。売上は前期より6.7%伸びており、四半期基準では史上最大の売上を記録したものの、営業利益は前期比12.8%下落した。特に、営業利益は、証券街の予測値コンセンサスの10兆7717億ウォンを下回っている。昨年第1四半期(1~3月)から6期連続で続いてきた営業利益の改善の流れも崩れた。

今月末に発表される確定業績と違って、暫定業績では半導体やスマートフォン、テレビおよび家電など事業部門別の業績は明らかにしない。ただ、三星電子は、半導体事業(DS)部門の成果給引き当て金など一回性費用が発生し、一部顧客会社の在庫調整で業績が下落したとし、半導体部門が業績弱化の原因であることを示唆した。

人工知能(AI)発グローバル「半導体の春」の追い風の中で出てきた業績弱化に、三星半導体トップの全永鉉(チョン・ヨンヒョン)DS部門長(副会長)は別途の声明を出し、「市場の期待に及ばない成果で心配をおかけして申し訳ない」と異例に謝罪した。三星電子の最高経営陣が業績と関連して別途の声明を出したのは、今回が初めてだ。全副会長は、「すべての責任は事業をリードしている経営陣にあり、危機克服のために経営陣が先頭に立って必ず再跳躍の契機を作る」と大々的刷新を予告した。

一方、同日の証券市場で、三星電子の株価は前取引日比1株=700ウォン(1.15%)安の1株=6万300ウォンで取引を終えた。


ホン・ソクホ記者 will@donga.com