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ケニアのルース・チェプンゲティッチが女子マラソンで世界新、女子の「魔の2時間10分」破りシカゴ・マラソン優勝

ケニアのルース・チェプンゲティッチが女子マラソンで世界新、女子の「魔の2時間10分」破りシカゴ・マラソン優勝

Posted October. 15, 2024 09:28,   

Updated October. 15, 2024 09:28

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ルース・チェプンゲティッチ(30・ケニア)が女子マラソンで史上初めて「2時間10分の壁」を破った。

チェプンゲンティッチは13日(現地時間)、米シカゴ・マラソン女子42.195キロのフルコースレースで、2時間9分56秒の世界新記録を樹立して優勝した。チェプンゲティは2022年この大会で打ち立てた自己ベスト(2時間14分4秒)を4分以上、ティグスト・アセファ(28・エチオピア)が2023年ベルリン・マラソンで樹立した従来の世界記録(2時間11分53)を2分近く更新した。2位のエチオピアのティギスト・アセファ(30=2時間17分32秒)とは7分以上差があった。2時間10分は女子マラソンの限界と思われていたタイムだ。

チェプンゲティッチは2021年と2022年に続き、シカゴ・マラソンで通算3度目の優勝を飾り、とりわけシカゴに強い一面を見せつけた。チェプンゲティッチは昨年大会でもシファン・ハッサン(31・オランダ=2時間13分44秒)に続き2位(2時間15分37秒)だった。

チェプンゲンティッチは世界記録を更新した後、「とても誇らしい。私の夢だった世界新記録を考えながら、ずっと死闘を繰り広げた。(エチオピア選手が打ち立てた)世界記録がケニアに戻った」と喜んだ。ケニア選手が女子マラソンの世界記録を更新したのは、2019年の同大会で優勝したブリジッド・コスゲイ(30=2時間14分4秒)以来5年ぶりだ。

この日、チェプンゲティッチが世界新記録を打ち立てたことでシカゴ・マラソンは記録の産室であることを改めて確認した。コスゲイからアセフンァ、チェプンゲティッチに至るまでの5年間、女子マラソンの世界記録は3度更新されたが、2度はシカゴ・マラソンから生まれた。この5年間、女子マラソンの上位1~4位の記録のうち3つがシカゴ大会の記録だ。男子の世界新記録(2時間00分35秒)も昨年、シカゴ・マラソンでケルビン・キプトゥム(ケニア)が打ち立てた。キプトゥムは今年2月、交通事故で死亡した。チェプンゲンティッチは「光栄をキプトゥムに送る」と語った。

チェプンゲティッチの記録は、この日の男子選手たちに比べても全体「トップ10」に入る。男子選手の中でチェプンゲティッチより速い選手は9人しかいなかった。男子ではケニアのジョン・コリル(28)が2時間2分44秒でゴールし、エチオピアのモハメド・エサ(24=2時間4分39秒)を抜いて優勝し、ケニアが男女優勝を席巻した。


任寶美 bom@donga.com