パリ五輪女子２５ｍピストル金のヤン・ジイン、国際射撃連盟の「アスリート・オブ・ザ・イヤー」に選出

今年のパリ五輪射撃女子２５メートルピストル金メダリストのヤン・ジイン（２１）が国際射撃連盟（ＩＳＳＦ）の「アスリート・オブ・ザ・イヤー２００４」に選ばれた。

ＩＳＳＦは１５日、「女子２５ｍピストル世界ランキング１位のヤン・ジインを女子のアスリート・オブ・ザ・イヤーに選出した」と発表した。韓国選手がＩＳＳＦ「アスリート・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたのは１０年ぶりのことで通算４度目。２０１２年ロンドン五輪女子ピストル金メダリストのキム・ジャンミが２０１２年に、「射撃皇帝」秦鍾午（チン・ジョンオ）が２００８年と２０１４年に２度受賞した。パリ五輪で女子１０ｍエアピストルで銀メダルを獲得したキム・イェジ（３２）は、女子のアスリート・オブ・ザ・イヤー候補６人に含まれたが受賞はならなかった。今年の男女アスリート・オブ・ザ・イヤーは、ＩＳＳＦの部門別委員会と各国のコーチ陣、ジャーナリストの投票で選出する。

ヤン・ジインはパリ五輪の２５ｍピストル決勝でシュートオフまでもつれ込む接戦の末、カミユ・ジュドロゼウスキー（フランス）を制して金メダルを獲得した。今年１月にインドネシア・ジャカルタで開かれたアジア選手権２５ｍピストルで世界記録（４１点）を樹立して優勝したほか、団体戦でも優勝し２冠に輝いた。ヤン・ジインは今シーズン、ワールドカップ５大会で４度も決勝に進出し、最高の１年を送った。

男子のアスリート・オブ・ザ・イヤーには、パリ五輪５０ｍライフル３姿勢で金メダルを取った劉宇坤（中国）が選ばれた。


李憲宰 uni@donga.com