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延世大学随時受験生「論述問題3問を他の受験生にメールで伝達」、問題流出説で新たな証言

延世大学随時受験生「論述問題3問を他の受験生にメールで伝達」、問題流出説で新たな証言

Posted October. 18, 2024 08:31,   

Updated October. 18, 2024 08:31

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2025学年度の延世(ヨン セ)大学随時募集の論述問題用紙の流出をめぐる議論と関連し、「問題用紙ををあらかじめ受け取った試験場で、3問題の情報を他の試験場の受験生に携帯メールで伝えた」という受験生の証言が追加で出てきた。

問題流出の議論に関連し、集団訴訟を準備している受験生A氏は17日、東亜(トンア)日報の電話取材に対し、「監督官のミスで問題用紙を1時間早く配布して回収した試験場にいた受験生が、他の試験場にいた受験生に、携帯電話のメールで3問題に関する情報を伝えた事実を確認した」と明らかにした。A氏によると、短答型2問と主観式1問に関する情報が、試験開始30分ほど前の午後1時27分に伝えられたという。

議論になった延世大学随時募集自然系列の論述試験は、短答型が4問、叙述型が2問の計6問の問題で構成されている。結局、全体問題用紙の半分に関する情報が事前に流出したのだ。問題を伝えた受験生も現在、集団訴訟に参加しているという。

これに先立って、延世大学は2度発表した声明を通じて、「監督官は、受験生たちに対し、携帯電話の電源を切ってカバンに入れるようにし、問題用紙は練習用紙に隠されていた状態だった。受験生たちは問題を見ることができず、携帯電話で伝えることもできなかった」と主張した。また、これを根拠に、「試験開始前に撮影された問題用紙が流出した事実は発見されなかった」として、再試験を行わないと明らかにした。

しかし、受験生の多くは、オンラインコミュニティに試験前の問題関連の情報が掲載されたのに続き、受験生の間でも問題情報が共有されたことが分かっただけに、再試験は避けられないという立場だ。また、大学側が再試験を拒否し続ければ、来週の論述試験の無効訴訟を起こし、試験結果に対する効力停止仮処分も申請する方針だ。仮処分申請および訴訟に参加すると明らかにした受験生と保護者は、17日午前基準で100人余りに達するという。

一方、延世大学の捜査依頼を受け付けた警察は、ソウル警察庁公共犯罪捜査隊の公共捜査1係に事件を割り当て、捜査に拍車をかけている。公共犯罪捜査隊の関係者は、「法理を検討し、捜査を準備する段階だ」と話した。


ヨ・グンホ記者 イム・ジェヒョク記者 yeoroot@donga.com