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現代自インド法人、初の現地生産EV「クレタEV」を来年発売

現代自インド法人、初の現地生産EV「クレタEV」を来年発売

Posted October. 21, 2024 08:46,   

Updated October. 21, 2024 08:46

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インドでの上場を控えている現代(ヒョンデ)自動車のインド法人が、現地で作った初の電気自動車「クレタEV」をまもなく披露する。インドで作ったクレタEVを、アフリカや中東、南米、東南アジアに輸出する計画だ。

現代自動車は20日、クレタEVを来年1月にインドで発売する計画だと明らかにした。現代自動車は、インドのチェンナイで電気自動車「アイオニック5」を生産している。しかし、海外から部品を取り寄せて現地で組み立てる半製品組立(CKD)方式だ。現代自動車が、インド工場で直接部品を調達して生産する電気自動車は、クレタEVが初めてだ。

クレタEVは、2015年に発売され、インドでの累積販売が111万台を超えた内燃機関のクレタを基盤に作られた。クレタは、雨が降ると排水がうまくいかない現地の道路事情を考慮し、車体をさらに高めた。また、暑い天気を考慮し、飲み物を涼しく保存する空間(クールボックス)を設けるなど、現地のオーダーメイド型モデルだ。クレタは、「インドの国民車」と呼ばれるほど人気を集め、現代自動車が現地シェア2位を占めるのに貢献した。

クレタEVも、インドの現代自動車研究開発(R&D)センターと韓国国内の南陽(ナムヤン)研究所の開発チームが合弁で作り、インド人の好みの仕様を積極的に反映した。

インドでの電気自動車の販売は、昨年基準で年間9万台に過ぎないほどまだ小さな市場だが、今後急成長が期待される。インド政府は2030年までに、全体自動車販売台数のうち、電気自動車の割合を30%に拡大することを目指している。

22日、インドのムンバイ株式市場に上場する現代自動車のインド法人は、中国に代わる生産基地としての地位を強固に整えていく様子だ。現代自動車は、クレタEVを通じて、インドや近隣の輸出地域への攻略を強化する計画だ。また、2030年までに5つの電気自動車モデルをインド市場に投入する。


ハン・ジェヒ記者 hee@donga.com