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ドジャースとヤンキースが43年ぶりにWSで激突、大谷vsジャッジの本塁打王対決が実現

ドジャースとヤンキースが43年ぶりにWSで激突、大谷vsジャッジの本塁打王対決が実現

Posted October. 22, 2024 08:39,   

Updated October. 22, 2024 08:39

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米大リーグを代表する名門球団ニューヨーク・ヤンキースとロサンゼルス・ドジャースが43年ぶりにワールドシリーズ(WS、7回戦)で対戦する。米東部地域を代表するヤンキースと西部のドジャースは、最高の舞台であるWSだけで歴代最多となる12度目の対決を繰り広げることになった。

ナショナルリーグのドジャースは21日、ニューヨーク・メッツとのリーグ優勝決定シリーズ(7回戦)第6戦で10-5で勝利し、シリーズ成績を4勝2敗としWS進出を決めた。アメリカンリーグのヤンキースは20日、クリーブランド・ガーディアンズをシリーズ成績4勝1敗で制して一歩先にWS進出を決めた。ドジャースがWSに進出したのは通算7度目のWS制覇を達成した2020年以後4年ぶりで、ヤンキースは27度目の世界一を果たした2009年以後15年ぶりだ。ヤンキースはWS最多優勝、ドジャースは最多準優勝チーム(14回)でもある。

ヤンキースとドジャースのWSが注目されるのは、両チームが歴代WSで最も多く対戦したチーム同士だからだ。両チームは1941年のWSを皮切りに、1981年までの40年間、計11度対決した。ドジャースは1958年にロサンゼルスに本拠地を移すまで、ヤンキースと同じニューヨーク地域のブルックリンを本拠地に使った。

歴代11度あった対決ではヤンキースが8度WSチャンピオンリングをはめた。直近の対戦では1981年にドジャースが4勝2敗で優勝した。しかし、その後は43年間は対決がなかった。21世紀に入ってWSでの初出会いだ。

両大リーグ最優秀選手(MVP)の最有力候補に挙げられるホームラン打者ヤンキースのアーロン・ジャッジ(写真)とドジャースの大谷翔平の打撃対決も興味深い。ジャッジは今季に58本塁打、大谷は54本塁打を放ち、リーグ本塁打王を獲得した。二人には初のWSとなる。特に、今季を控えてロサンゼルス・エンゼルスからドジャースに移籍した大谷は、自身初のポストシーズン(PS)からWSまで出場することになった。大谷は21日、優勝決定シリーズ第6戦の後、「WSは私が一生を夢見てきた舞台だ。いよいよこの舞台に来たのだから、優勝するのが次の目標」と意気込みを語った。大谷は秋季野球に入って3本塁打、ジャッジは2本塁打を記録している。

両チームの対決は両大リーグ「第1シード」チーム間の対決でもある。ヤンキースは今季94勝68敗(勝率0.580)、ドジャースは98勝64敗(勝率0.605)で両リーグ勝率1位を記録した。MLBドットコムによると、1969年に各リーグに地区を作った後、勝率1位のチーム同士がWSで対決するのは13度目。最近では新型コロナウイルス禍で短縮シーズンで実施された2020年にドジャースとタンパベイ・レイズが対戦したことがある。WS第1戦は26日、ドジャースの本拠地で行われる。

ナ・リーグでは昨年、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に韓国代表として出場した韓国系のトミー・エドマン(ドジャース)がシリーズ最優秀選手賞(MVP)を受賞した。同日、第6戦にドジャースの4番・ショートとして先発出場したエドマンは、1回裏に逆転2打点2塁打を、3回裏に2ラン本塁打を放ち5打数2安打4打点と活躍した。エドマンは優勝決定シリーズで計11打点を記録し、球団のPS単一シリーズ最多打点記録を打ち立てた。幼い頃、米国に移住した母親を持つエドマンは今年7月、セントルイス・カージナルスからドジャースにトレードされた。


姜泓求 windup@donga.com