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ロシア極東ウスリースク軍事施設に倉庫型建物、昨年から建設工事…北朝鮮の追加派兵に備えた模様

ロシア極東ウスリースク軍事施設に倉庫型建物、昨年から建設工事…北朝鮮の追加派兵に備えた模様

Posted October. 22, 2024 08:40,   

Updated October. 22, 2024 08:40

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ロシアに派遣された北朝鮮兵が滞在しているとされるロシア極東ウスリースクの軍事施設近くに、北朝鮮兵用と推定される倉庫型建物10棟が新たに建てられた。この建物は、北朝鮮兵の兵舎用か、北朝鮮が提供したミサイルの保管用である可能性が高いとみられている。

米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)はこれに先立ち、韓国国家情報院が公開した衛星写真を分析し、「北朝鮮軍の特殊部隊が、ロシア軍のウスリースクの『第83独立空挺旅団』基地とハバロフスクの『第240戦車連隊』基地などに駐留しているとみられる」と報じた。

RFAが写真の分析を依頼した米民間衛星アナリストのジェイコブ・ボーグル氏によると、ウスリースクの第83独立空挺旅団から約15キロ離れた地域には、昨年まで見られなかった倉庫型建物10棟が最近建てられたという。これらの建物は、昨年夏ごろから建てられ始め、今月中旬に完成したとみられる。ボーグル氏は、「新たに派遣された北朝鮮兵のために建てられた施設である可能性が高い」とし、「ここに北朝鮮の新たな砲兵装備やミサイルが保管されたという仮定は十分に合理的だ」と話した。国情院によると、北朝鮮は今年8月以降、これまで70回以上にわたりコンテナ1万3千個以上の砲弾、ミサイル、対戦車ロケットなどをロシアに支援したとされる。

第83独立空挺旅団の練兵場では先月17日、一部の軍人が訓練を受けている様子が衛星写真に捉えられた。ただ、ボーグル氏はRFAに、「これが北朝鮮兵の活動だと断言するのは難しい」と説明した。このほかに北朝鮮兵が集まっていると推定されるハバロフスクの駐留地は、ロシア軍第240戦車連隊の基地だ。

一方、船舶と航空機でウラジオストクに移送されたとされる北朝鮮兵が、ロシア空軍機を利用してロシア中央地域に一部移動したという主張もある。テレグラムの親ロシア軍アカウント「パラパックス(Para Pax)」は、航空機追跡サイト「フライトレーダー24」を引用し、「ロシア空軍機イリューシン(IL)62M「RFF7456」便が、18日午前10時48分頃(韓国時間午後7時48分頃)に平壌(ピョンヤン)近郊を出発し、15時59分頃(韓国時間19日0時59分頃)にロシアに到着した」と伝えた。パラパックスはこれを根拠に「ロシア空軍が平壌からモスクワに向かう北朝鮮兵を運んだ」と主張した。


パリ=チョ・ウンア特派員 イ・ギウク記者 achim@donga.com · 71wook@donga.com