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外交部、駐韓ロシア大使を呼び出し「北朝鮮派兵」に抗議

外交部、駐韓ロシア大使を呼び出し「北朝鮮派兵」に抗議

Posted October. 22, 2024 08:41,   

Updated October. 22, 2024 08:41

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外交部の金烘均(キム・ホンギュン)第1次官が21日、ジノビエフ駐韓ロシア大使を呼び出し、「北朝鮮兵のロシア派遣など違法な軍事協力を最も強い言葉で抗議した」と外交部が明らかにした。

外交部によると、金氏は午後2時ごろ、ソウル鍾路区(チョンロク)の外交部庁舎にジノビエフ氏を呼び出し、このように抗議した。金氏は、北朝鮮とロシアの違法な軍事協力など韓国の安全保障を脅かす行為に対し、国際社会と共同で利用可能なすべての手段を動員して対応していくと警告したと、外交部は伝えた。外交部がジノビエフ氏を呼び出したのは今年に入って3回目だ。2月には北朝鮮の「核先制使用の法制化」を指摘した尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の発言を「偏向的」と非難したロシア外務省報道官の発言に抗議するために呼び出し、6月には、有事のロシアの韓半島軍事介入の根拠を明記した朝ロ条約締結に抗議するために呼び出した。

北朝鮮のロシア派兵の公開から4日間、北朝鮮メディアが沈黙している中、同日午前、韓国軍心理戦団は前方で稼働中の対北朝鮮拡声器で、派兵のニュースを北朝鮮兵と住民に知らせた。ウクライナのゼレンスキー大統領が北朝鮮兵の派遣が確認されていると明らかにした現地メディアの報道内容などを拡声器で伝えた。拡声器による北朝鮮向けの放送が全面的に再開され、北朝鮮のMZ世代の軍人たちの動揺が小さくないとされる中、拡声器で北朝鮮兵の大規模派遣のニュースまで伝え、さらに心理を揺さぶる狙いがあるとみられる。


申晋宇 niceshin@donga.com