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北朝鮮部隊、ウクライナ・クルスクに23日到着か

北朝鮮部隊、ウクライナ・クルスクに23日到着か

Posted October. 24, 2024 09:22,   

Updated October. 24, 2024 09:22

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北朝鮮が派遣した最初の部隊が23日(現地時間)、ウクライナが制圧したロシア本土の激戦地であるクルスク州に到着する予定だと、ウクライナ情報当局が主張した。事実であれば、北朝鮮軍とウクライナ軍の武力衝突が近く発生する可能性もある。

米軍事オンラインメディア「ザ・ウォー・ゾーン」などによると、ウクライナ国防省情報総局(HUR)のキリロ・ブダノフ局長は22日、「北朝鮮軍の最初の部隊が、早ければ23日にロシア南部クルスク州に到着する」とし、「彼らはクルスクをウクライナ軍から守る役割を担うだろう」と主張した。当初、ウクライナ情報当局は、ロシアに派遣された北朝鮮軍先発隊2600人が早ければ来月1日頃にクルスクに投入されると予想していた。

クルクス州は、ウクライナ北東部のスムイ州と接するロシア東南部地域だ。ウクライナが8月に奇襲的な地上戦を開始し、州の一部を制圧した。ウクライナ東部地域とともに、戦争の最大の激戦地とされている。

ウクライナのゼレンスキー大統領は22日、演説を通じて、「北朝鮮軍が6千人ずつ2つの旅団で(現地で)訓練中」と明らかにし、再び北朝鮮がウクライナ戦争に参戦していることを強調した。ゼレンスキー氏が言及した北朝鮮軍の数は、北朝鮮が特殊部隊を含む4つの旅団(約1万2千人)の派遣を決定したという韓国国家情報院の分析と似ている。

一方、ロシアの独立メディアを名乗る「アストラ」は22日、テレグラムチャンネルを通じて、北朝鮮軍と思われる兵士たちが建物の外に立っている動画を投稿した。この動画では、「大変だ」「遅い」などの北朝鮮のアクセントの声が聞こえる。

ただし、西側諸国は、北朝鮮派兵に関して依然として慎重な態度を示している。北大西洋条約機構(NATO)のマルク・ルッテ事務総長は22日、エストニアのタリンで開かれた記者会見で「21日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領との電話会談で、北大西洋理事会(NAC)にブリーフィングする専門家の派遣を要請し、大統領が承諾した」とし、「来週初めに(派遣が)行われるだろう」と述べた。しかし、ルッテ氏は、北朝鮮派兵に関する記者の質問には「確認できない」と答えた。


趙은아 achim@donga.com