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韓国の1人当たりGDP3万6132ドル、今年も日本を抜いた IMFが展望

韓国の1人当たりGDP3万6132ドル、今年も日本を抜いた IMFが展望

Posted October. 25, 2024 09:21,   

Updated October. 25, 2024 09:21

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韓国の1人当たりの国内総生産(GDP)が、昨年に続き、今年も日本と台湾を上回るという国際通貨基金(IMF)の見通しが出た。

24日、韓国銀行などによると、IMFは今月22日に発表した「世界経済展望報告書」で、今年の韓国の1人当たりのGDPを、昨年より1.6%増の3万6132ドルと推定した。IMFが算出した韓国の1人当たりのGDPは、2021年の3万7518ドルから2022年は3万4822ドルに減ったが、昨年再び増加傾向に転じた。

IMFが推定した今年の日本の1人当たりのGDPは、3万2859ドルだった。昨年より3.1%減り、韓国との格差が昨年よりさらに大きくなっている。台湾の1人当たりのGDPは、今年は3万3234ドルで、昨年に比べて2.6%増加して日本を上回ったが、韓国よりは2898ドルが少ない。

日本の1人当りのGDPが低調なことについて、韓銀の関係者は、「円安の影響で、ドルに換算した日本の1人当りのGDPが相対的に低くなっており、日本の最近の低成長の流れも勘案してこのような数値が出た」と説明した。

ただ、今年の購買力評価指数(PPP)を適用した1人当たりのGDPは、台湾(7万9031ドル)が韓国(6万2960ドル)を大幅に上回るものと推定された。PPPとは、各国の通貨単位で算出されたGDPを米ドルに単純に換算せず、物価水準を一緒に反映した数値だ。通常、自国内の物価が他の国に比べて低く、同じ金額でより多くの財貨とサービスを購入できれば、PPP基準で1人当たりのGDPが高い。

IMFは、韓国が2027年に初めて1人当たりのGDPが4万ドルを突破すると予想した。今年の推定値基準で1人当たりのGDPが4万ドル以上の国は、ルクセンブルク(13万5230ドル・1位)や米国(8万6600ドル・6位)など28カ国だ。


チョ・ウンヒョン記者 yesbro@donga.com