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「イルヨンの母さん」金守美氏が死去、「田園日記」出演者らも哀悼

「イルヨンの母さん」金守美氏が死去、「田園日記」出演者らも哀悼

Posted October. 26, 2024 08:20,   

Updated October. 26, 2024 08:20

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韓国国内の最長寿テレビ放送ドラマの「田園日記」で「イルヨンの母」として愛された俳優の金守美(キム・スミ)さん(写真)が、25日死亡した。享年75歳。

警察などによると、故人は同日午前8時頃、心停止の状態でソウル瑞草区(ソチョグ)のソウル聖母病院に移送され、死亡判定を受けた。死因は血糖値が急激に上昇して体に異常が生じる高血糖ショックであることが分かった。これに先立って、故人は今年5月から疲労累積などで活動を中断してきた。

1970年にMBCの第3期公開採用タレントとしてデビューした故人は、ドラマ「田園日記」(1980~2002年)にイルヨンの母役で出演し、その名を知らせた。若くして60代の老人役を演じた。故人はあるインタビューで、「私は年齢順に生きてきたのではなく、逆に生きてきたじゃないですか。わずか29歳でイルヨンの母親の役をしたので、まともな青春を感じずに生きてきて少し悔しかった」と話した。

故人は演技力を認められ、1986年にMBCの演技大賞を受賞し、以後ドラマ「アンニョン、フランチェスカ」、映画「家門の栄光」、「裸足のギボン」等で荒っぽい母親役や悪口屋のお婆さんキャラクターをコミカルに演じ、人気を享受した。

「田園日記」の先輩・後輩らは、哀悼の意を表した。俳優の崔佛岩(チェ・ブラム、84)は「俳優としての使命感が徹底した人だった。お金を稼ぐために有名になろうとしたのではなく、充実した俳優だった」と話した。俳優のキム・ヨンゴン(78)は、「2週間前に最後の電話をしながら、また会うことにしたが、その言葉を守れなかった」とし、「故人は演技欲と情熱で作品ごとに新しい人物を作り出した」と話した。柳仁村(ユ・インチョン)文化体育観光部長官(73)は、「温かい人間味とユーモアで家族のように近かった方なので、その悲しみが家族を失ったように大きく感じられる」と話した。遺体安置処は、ソウル漢陽(ハンヤン)大学病院、出棺は27日午前11時。


キム・ミン記者 キム・ソミン記者 somin@donga.com