「我が国号を『ノースコリア(North Korea・北朝鮮)』と呼んだ大韓民国代表部に強く抗議する」
北朝鮮のロシア派兵で緊張が高まる中、24日(現地時間)、米ニューヨークの国連本部で開かれた国連総会第1委員会会議で、韓国と北朝鮮の間で舌戦が繰り広げられた。韓国代表部が北朝鮮を「ノースコリア」と呼ぶと、北朝鮮代表部は「DPRK(Democratic People's Republic of Korea)」と呼ぶよう抗議した。
韓国代表部のキム・ソンフン参事官が同日の会議で、「北朝鮮(ノースコリア)の兵士がロシアの軍服を着て韓国語を話す映像がオンライン上にある」と発言すると、北朝鮮外務省のリム・ムソン局長は、「韓国の外交官が加盟国の名前も知らずに国際平和と安全保障を語るのは恥ずべきことだ」と抗議した。北朝鮮は、国連総会などで自国と韓国をDPRKと「ROK(Republic of Korea)」と呼んでいる。
一方、国連など国際社会は北朝鮮のロシア派兵を非難した。国連のファルハン・ハク副報道官は、「(北朝鮮の派兵が)安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議違反かどうかは、安全保障理事会傘下の対北朝鮮制裁委員会が検討する事項」と述べた。
これに対し、北朝鮮代表部は、「当該加盟国の主張は、北朝鮮のイメージを傷つけ、国連憲章に基づく主権国家間の合法的で友好的な協力関係を毀損する根拠のない噂にすぎない」と反発した。
林雨宣 imsun@donga.com