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KAISTのウェアラブルロボット、サイボーグ五輪で2連覇

KAISTのウェアラブルロボット、サイボーグ五輪で2連覇

Posted October. 29, 2024 09:06,   

Updated October. 29, 2024 09:06

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KAIST研究チームが開発した新型ウェアラブルロボットが、障害克服のためのロボット技術コンテスト「サイバスロン2024」で優勝した。4年ごとに開かれ、いわゆる「サイボーグオリンピック」とも呼ばれるこの大会で、KAISTは2020年に続き2回連続の優勝記録を打ち立てた。

28日、KAISTによると、機械工学科のコン・ギョンチョル教授が率いるエクソラボ・ムーブラボ・エンジェルロボティクスの共同研究チームは、下半身が完全麻痺の障害者のための新しいウェアラブルロボット「ワークオンスーツF1」を開発し、今月27日に開かれた大会のウェアラブルロボット部門で優勝した。

ワークオンスーツF1は、ロボットが自ら歩いてきて車椅子にドッキングできるように具現し、着用者自らがロボットを着用できるようにした。足にある6つのチャンネルの床反力センサーは、ロボットのバランスを1秒に1000回測定してバランスを維持、神経網具現人工知能(AI)制御ボードで状況を認識させた。

ウェアラブルロボットの種目は、下半身完全麻痺の障害者がロボットに歩行を完全に任せて動き、様々なミッションを遂行させる。制限時間が10分以内、△狭い椅子の間で横歩き、△ボックス運び、△杖のない自由歩行、△ドア通過、△両手で刃物を使ってのカッティングなど、高難度のミッションが与えられたが、KAISTチームは6分41秒ですべてのミッションをクリアした。チームの下半身麻痺障害者選手であるキム・スンファン研究員は、「大韓民国のウェアラブルロボット技術を身を持って知らせることができて感激している」と優勝感想を明らかにした。KAIST側は、「前回の大会でも、KAISTチームがすべてのミッションを早く完遂し、当時のキム・ビョンウク選手(下半身麻痺)に対し、本当に麻痺しているのかという質問が出たりもした」と伝えた。

延世(ヨンセ)大学機械工学部のシン・ドンジュン教授の研究チームが率いる「ビーアゲイン」チームも、今大会の筋肉電気刺激(FES)リハビリロボット自転車種目で金メダルを獲得した。リハビリロボット自転車種目とは、下半身が完全麻痺の障害者がロボット自転車に乗って、1960メートルの長さのトラックを一番早く完走することを競う競技だ。研究チームは、直前大会の優勝国であるオランダを抜いて、6分2秒という記録を立てて金メダルを獲得した。


チャン・ウンジ記者 jej@donga.com