ガールズグループBLACKPINKのメンバーのロゼが、ポップスターのブルーノマーズと一緒に歌った「アパート(APT.)」が、29日(現地時間)、米ビルボードメインシングルチャートの「ホット100」で8位となった。これまで韓国女性歌手の中では最高順位だ。「アパート」は、ロゼが12月に発表する1回目のソロレギュラーアルバム「ロッジ」の先行公開曲で、今月18日に公開されてから11日ぶりにこのような記録を達成した。
今までKポップの女性アーティストが「ホット100」で達成した最高順位は、BLACKPINKが2020年に米国歌手のセレ-ナ・ゴメスと共に歌った「アイスクリーム」で記録した13位だった。Kポップ女性ソロ歌手に限定すれば、昨年BLACKPINKメンバーのジェニーが、カナダ・シンガーソングライターのザ・ウィークエンド、米国歌手のリリーローズ・デップと協業した「ワン・オブ・ザ・ガールズ」で記録した51位から急激に順位を上げた。ロゼは、防弾少年団、ジミン、ジョングク(1位)、サイ(2位)に続き、Kポップ歌手の中では「ホット100」で10位内に入った5番目の歌手となった。
ロゼは同日、ソーシャルメディア(SNS)に、「世の中に何が起きているのか。これはやばい」とし、「『ナンバーワン』(ロゼファンダム)、『BLINK』(BLACKPINKファンダム)ともに、すべての人々に感謝する。これは私の夢が叶ったことだ」と話した。ブルーノ・マーズもSNSを通じて、「とても嬉しい、ロゼ!」と祝った。
「アパート」は、同日発表されたビルボード「グローバル」(米国を除く)チャートでは1位を記録した。米国を除いた国での人気はさらに高いという意味だ。「アパート」は25日(現地時間)、ビルボードと共に世界二大ポップチャートに挙げられる英国オフィシャルシングルチャート「トップ100」で4位を記録した。プロモーションビデオのユーチューブでのクリック件数も、同日1億8000万回を記録し、2億回達成を控えている。国内ではロゼの曲の人気に支えられ、1982年に発売された歌手ユン・スイルの曲「アパート」までが一緒に人気を集めている。
歌謡界では、ロゼの「アパート」は、歌手サイが2012年に発表した「江南(カンナム)スタイル」を想起させるという評価が出ている。「アパートアパート/アパートアパート」(「アパート」)という中毒性のあるサビが「オプオプオプオッパンは、江南スタイル/江南スタイル」(「江南スタイル」)と妙に似ているという。英語のアパートメント(Apartment)を、韓国流のアパートゥ(Apatue)と呼んだことも、韓国地名の江南(Gangnam)にスタイル(Style)を付けた「江南スタイル」と似ている。音楽評論家のパク・ソンソ氏は、「多くの人が一緒に歌う楽しい曲だ。中毒性の強いメロディーにユーモアを交え、韓国の「サブカルチャー」(下位文化)を溶け込ませている」と話した。
イ・ホジェ記者 hoho@donga.com