Go to contents

与党議員「地元に行くたびに怒られる、実感する尹大統領支持率は10%台」

与党議員「地元に行くたびに怒られる、実感する尹大統領支持率は10%台」

Posted October. 31, 2024 08:43,   

Updated October. 31, 2024 08:43

한국어

「尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は、まるで五輪に参加した選手のように勘違いしているようだ。途中で諦めずに任期を全うすればいいと、考えているようだ」

11月10日、尹大統領の任期の折り返しを10日後に控え、与党「国民の力」の議員はこのように述べた。過去の政権に身を置いたこの議員は、「大統領選挙の時、我々が力を合わせて大統領にしたのではないか」とし、「ところが、尹大統領は、『私は政権を取り戻してきたので、それでいい、何を望むのか』という態度だ」と述べた。最近、「チン尹」(本物の尹錫悦系)ではない与党議員に対し、「任期の折り返し点を控えて…」と質問すると、心配と懸念が殺到する。保守と党の未来に対する責任感が見えないという。

任期の折り返し点を控えて、尹大統領の国政支持率が政府発足後の最低値である20%を再び記録した。9月の第2週に初めて20%に落ちたが、少し上昇し、6週間で国政エンジンが事実上放電状態になったのだ。

普段、大統領に批判的な与党議員は、「支持率があまりにも底についていたのではないか。支持率が1~2ポイントだけ上がっても安心したり、むしろしてはならない決定や行動をしたりする」と診断した。民心を前面に出して、金建希(キム・ゴンヒ)夫人問題の解決を要求した韓東勳(ハン・ドンフン)代表の前で、尹大統領がペンとメモなしに両腕を伸ばしたまま向かい合って座った姿が、これを象徴すると述べた。当時、尹大統領は、韓代表の大統領室人事刷新、金夫人の対外活動中断の3大要求事項を、「確認された過ちや具体的な疑惑がない」という理由で拒否した。尹大統領と大統領室は、民心に反論する論理を作り、これを民心だと信じ、龍山(ヨンサン)の外の雰囲気に激怒する悪循環に陥っているという辛らつな批判も出ている。

実際、実感としての国政支持率はすでに10%台に進入したという主張も出ている。多数の首都圏の与党議員は、「地元に行く度に、ひどく怒られている」と話す。保守の票田である慶尚道(キョンサンド)議員たちも、大統領に対する保守民心の懸念を感じている。大邱(テグ)・慶尚北道(キョンサンブクド)の大統領支持率も26%だ。

にもかかわらず、これを引き上げるための大統領の努力はあまり見られない。国民と交感して足りない部分を確認し、これを直して支持率を高めるための大統領の態度変化が必要な時だ。最も低い水準の変化でも見せることができる特別監察官制の導入に対して、大統領室は国会の状況を前面に出して反対している。これについて、「横になって、任期完了を待つベッドサッカーを見ているようだ」という評価が出ている。

大統領も、任期の完走だけを目標にしているわけではないだろう。尹大統領は、28日と29日に相次いで医療、年金、労働、教育の「4大改革の推進がほかならぬ民生だ」とし、成果を指示した。尹大統領は、「大韓民国の国民は、どこに住んでも質の高い医療恩恵を受けられ、老後の心配なく暮らせる国を作ろうとするのが韓国政府の4大改革だ」とも述べた。遠い将来、歴史の評価を受けるという「歴史との対話式」の話し方で国民を説得することは難しい。

冬がもうすぐやってくる。最大野党「共に民主党」は、ロングダウンジャケットを準備して場外に出て、政権のアキレス腱である金夫人を輪に「弾劾と下野」を叫び、任期完走を阻止すると意気込んでいる。その輪を断ち切る最小限の努力を、任期の折り返し点を回る前に示さなければならない。