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韓米日が合同空中訓練、米戦略爆撃機が参加…北朝鮮の挑発に対抗

韓米日が合同空中訓練、米戦略爆撃機が参加…北朝鮮の挑発に対抗

Posted November. 04, 2024 09:06,   

Updated November. 04, 2024 09:06

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韓米日が3日、韓半島付近で、米空軍のB1B戦略爆撃機が参加する合同空中訓練を実施した。先月31日に新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星(ファソン)19」挑発を強行した北朝鮮に対して警告性の武力示威を行ったのだ。韓米日の合同空中訓練は、今年4月の北朝鮮の新型極超音速中距離弾道ミサイル(IRBM)挑発以来7ヵ月ぶり。

韓国軍合同参謀本部によると、同日の訓練は、済州島(チェジュド)の東方の韓日の防空識別圏(ADIZ)が重なり合う空域で行われ、「死の白鳥」と呼ばれる米空軍のB1B戦略爆撃機をはじめ、韓国空軍のF15K、KF16戦闘機、米空軍のF16戦闘機、日本航空自衛隊のF2戦闘機などが参加した。訓練は、B1B戦略爆撃機が韓米日の戦闘機の護衛を受けて計画された訓練空域まで移動し、仮想の標的を迅速かつ正確に攻撃する形で行われたという。

B1B戦略爆撃機は、最高音速の1.25倍(時速約1530キロ)で最大1万2千キロを飛行できる超音速戦略爆撃機だ。有事の際、グアム基地から韓半島まで2時間で来ることができる。核兵器は運用していないが、最大57トンの兵器を搭載でき、B2ステルス爆撃機やB52爆撃機より多くの精密誘導爆弾や空対地ミサイルなどを搭載できる。

韓米日は4月に北朝鮮が新型超音速固体燃料IRBMを東海(トンへ・日本海)に発射した際にも、米空軍のB52戦略爆撃機が参加して済州島の東南方の上空で合同空中訓練を行った。合同参謀本部関係者は、「北朝鮮の核・ミサイルの脅威の高度化に対応するための韓米同盟の『一体型拡大抑止』の実行力と韓米日の安全保障協力を通じた強力な対応意思を示すものだ」と説明した。

このような中、韓米軍当局が最近、米空軍の無人機「リーパー(MQ9)」の合同爆撃訓練を公開し、注目を集めている。米インド太平洋軍の司令部は最近、先月30日に韓国で実施されたリーパーと韓国空軍のF15K戦闘機の合同精密攻撃訓練の写真をホームページなどで公開した。

その2日後、韓国空軍の高高度無人偵察機グローバルホークが標的情報を提供すると、リーパーが最短時間内に誘導爆弾で地上の標的を爆撃する訓練も公開された。

リーパーは、敵国の首脳部やテロ組織の指揮部除去作戦に何度も参加した。そのため、「死神」の異名を持ち、現存する最も強力な「キラー・ドローン」と評価される。韓国軍関係者は、「北朝鮮が韓国に核を使用した場合、指揮部が壊滅するという警告」とし、「北朝鮮もリーパーの韓半島訓練の動向に神経を尖らせるだろう」と話した。


尹相虎 ysh1005@donga.com