最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表は2日、ソウル駅周辺で集会「金建希(キム・ゴンヒ)・尹錫悦(ユン・ソクヨル)国政壟断(ろうだん)糾弾および特検促求国民行動の日」を開き、「不当な反国民的権力を私たちの手で確実に審判しよう」と訴えた。同党指導部は、党推定30万人(警察推定2万人)が集まった同集会で、「弾劾」や「下野」などの言葉を使って全面攻勢を繰り広げた。同党は、尹錫悦大統領が4日の予算案施政方針演説に姿を現さない可能性も非難し、政権退陣に向けた全国的な世論戦に突入する方針だ。尹氏とミョン・テギュン氏の通話録音の暴露後、3日間反応を示してない与党「国民の力」の韓東勲(ハン・ドンフン)代表も、大統領室に「尹大統領は予算案施政方針演説を行わなければならない」と要求したという。
李氏は、場外集会での演説で、「2016年のろうそく革命」、「審判」などの表現を使い、事実上の政権退陣論を展開した。李氏は、「国民が選んだ大統領ではなく、責任のない人たちが国政を支配し、非常識と無知、呪術が国政を揺るがしている」と述べた。特に、朴槿恵(パク・クンヘ)元大統領を弾劾に導いた2016年のろうそく集会を何度も言及し、「1960年の4・19革命、80年の5・18民衆抗争、87年の6月抗争、2016年のろうそく革命まで、歴史の分岐点で立ち上がって行動したのは国民」とし、「ろうそくで追い出した闇がさらに大きく、暗い闇になって戻ってきたが、闇が光に勝てないことを私たちがもう一度証明しよう」と呼びかけた。党指導部も、「特検でも弾劾でも改憲でも大韓の春につながる」(金民錫首席最高委員)、「尹政権を陥落させ、沈没させるために努力しよう」(金炳周最高委員)などと主張した。
韓氏は3日、大統領室に事態の鎮静に向けた水面下の説明と刷新を求めたという。特に、尹大統領が施政方針演説を行わない可能性と関連して、「施政方針演説は野党との関係ではなく、国民との約束」とし、再考するよう求めたという。韓氏は同日まで立場を明らかにせず、4選以上の重鎮議員の意見を聴いた。親韓(親韓東勲)系関係者は、韓氏が沈黙していることと関連して、「大統領室が主導的に説明し、刷新する機会を与えるためだ」と述べた。
一方、公認介入疑惑の核心人物である「国民の力」の金映宣(キム・ヨンソン)元議員は同日、昌原(チャンウォン)地検に出頭し、「(対価性)公認疑惑は私とは全く関係ない」と述べた。
アン・ギュヨン記者 イ・スンウ記者 kyu0@donga.com