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米大統領選、最後の週末に激戦州で訴え

Posted November. 04, 2024 09:07,   

Updated November. 04, 2024 09:07

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米大統領選の投票日が5日(現地時間)に迫ったが、勝負を決める「7大激戦州(ペンシルベニア、ミシガン、ウィスコンシン、ジョージア、ノースカロライナ、アリゾナ、ネバダ州)」における民主党のハリス副大統領と共和党のトランプ前大統領の支持率は、依然として1ポイント前後の超接戦となっている。現地では「ごくわずかの(razor-thin)」差と評価されている。両者は、大統領選前の最後の週末である2~3日、勝負の行方を左右する核心的な激戦州とされるペンシルバニア州とノースカロライナ州に最後の力を集中させた。

ハリス氏とトランプ氏は2日、「サンベルト(南部の暖かい地域)」内の核心激戦州とされるノースカロライナ州で集会を行った。ハリス氏は、「トランプ氏とは違って、私は自分の意見に反対する人は敵だと思っていない。トランプ氏は彼らを刑務所に入れたがるが、私は彼らにテーブルの席を与える」と述べ、トランプ氏に反対する共和党有権者と浮動層に支持を呼びかけた。

一方、トランプ氏は、「私たちはノースカロライナ州を失う危険を冒すことはできない」と述べ、支持層結集に乗り出した。トランプ氏は同日、ミシガン州の集会でも、「私たちが1ポイントリードされていると思ってほしい」と支持層の投票を促した。

一方、支持率競争に劣らず、両者が鋭く対立し、大統領選レースを通じて話題となった「不法移民」、「人工妊娠中絶」、「経済」などの争点と「事前投票率」、「白人女性有権者」、「シャイトランプ(隠れたトランプ支持者)」のような変数にも関心が集まっている。不法移民、人工妊娠中絶、経済は依然として両者が集会の際によく強調する内容で、直前まで有権者に大きな影響を与える可能性がある。

7大激戦州を中心に過去最高を記録した事前投票率と、どの選挙時よりも「ジェンダーギャップ」が顕著で、最近、ハリス氏に対する支持が強くなった「白人女性有権者」の票心も意味ある変数とされている。いわゆる「シャイトランプ」がどの程度影響力を発揮するかも重要なポイントだ。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com