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ハリス氏の官邸とトランプ氏の自宅に高さ2.5mの鉄製フェンス、勝者判明後の混乱を警戒

ハリス氏の官邸とトランプ氏の自宅に高さ2.5mの鉄製フェンス、勝者判明後の混乱を警戒

Posted November. 06, 2024 10:20,   

Updated November. 06, 2024 10:20

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5日(現地時間)、米大統領選挙の投票が始まり、米国全域で緊張感が高まっている。超接戦を繰り広げ、当選者が大方判明するまでにはかなりの時間がかかる可能性があり、支持者間の衝突が起こりかねないためだ。ワシントンのホワイトハウスと民主党のハリス副大統領の官邸、共和党のトランプ前大統領の自宅に対する警戒も強化された。

米誌ワシントン・ポストは4日、「米大統領警護隊(シークレットサービス)がホワイトハウスとハリス氏の官邸に8フィート(約2.5メートル)の高さの鉄条網を設置した」と報じた。ホワイトハウス前のラファイエット広場と近くの財務省の団地にも厚い鉄製フェンスが設置された。2021年、トランプ氏の大統領選敗北に不満を抱いた共和党の熱烈支持者たちによる「議事堂乱入事件」が起きた連邦議会議事堂前には、自転車のスタンドを積み上げた仮設の障壁とポリスラインが登場した。

ハリス氏が、開票状況を見守る場所である母校のハワード大学近くの通りも4日午後から通行が制限された。ワシントン当局関係者は、「ワシントン都心の状況を監視する警察のヘリコプターとドローン(無人機)を動員した」とし、「警察官も追加配置する計画」と伝えた。

今年2回の暗殺未遂があったトランプ氏に対する警備も強化された。トランプ氏が開票を見守るフロリダ州の自宅「マー・アー・ラゴ」と、5日午後にイベントを開催する予定の自宅近くのコンベンションセンターには、ホワイトハウスと同レベルのセキュリティが設けられると伝えられた。

市民も騒動に備えている。ホワイトハウス付近の一部の建物所有者や自営業者は、大型の遮蔽壁を設置し、窓を板で塞いで火災の危険に備えている。ある住民は、「暴動も怖いが、警察の監視がホワイトハウスに集中した隙をついて略奪犯罪が起こることを恐れている」と話した。同紙によると、選挙期間24時間特別警備を要請した建物もあるという。


イ・チョンア記者 clearlee@donga.com