国内の薬物使用者が、今年は40万人を超えているという政府の分析が出た。世宗市(セジョンシ)の総人口より多い数値だ。一方、政府が指定した薬物中毒者治療保護機関(病院)の半分は、医療スタッフの不足や診療システムの不備のため、治療実績が一件もなかった。
6日、東亜(トンア)日報が国会保健福祉委員会所属の与党「国民の力」の徐明玉(ソ・ミョンオク)議員室を通じて提供受けた保健福祉部の資料によると、今年の韓国全体の薬物使用者は40万530人と推定された。昨年(32万6970人)より22.5%増えたものだ。世宗市の人口が38万9443人であることを考慮すれば、大都市の人口規模に当たる。一方、薬物中毒者の治療を行う32の治療保護機関のうち13施設は、9月末基準で今年の治療実績がゼロだった。
イ・チェワン記者 chaewani@donga.com