尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は7日、ドナルド・トランプ次期大統領と12分間初の電話をして、「早いうちに会おう」と合意した。トランプ次期大統領は、初の通話から「米国の造船業は、韓国の支援と協力を必要としている」とし、経済的利益の取引を前面に出して韓米関係を設定する意思を表わした。
国家安保室の金泰孝(キム・テヒョ)第1次長は同日午前のブリーフィングで、「午前7時59分から約12分間、通話が行われた」と明らかにした。米東部時間で6日午前8時30分(韓国時間では6日午後10時30分)、トランプ氏が選挙人団の過半数を確保し、当選が確定してから約9時間半ぶりに初めての通話が行われた。
尹大統領は同日の記者会見で、「お祝いの挨拶を先にして、幸運や成功を祈る言葉を中心に短く通話した」とし、「最も早いうちに、すぐに会おうと話した」と明らかにした。続いて「アジア太平洋、グローバル地域で韓米同盟を土台に強力な連帯とパートナーシップを持とうと言い、トランプ氏側から北朝鮮に対する関心を持っているかどうかについて先に話してきた」と述べた。
大統領室は、尹大統領とトランプ氏の会談に向けて、実務陣を通じて早急に協議する計画だ。大統領室の高官は、今月中旬に予定されている海外歴訪日程の中で会談が行われるかについて、「今回の歴訪の中心は中南米だ」としながらも、「早急な会談が実現するように進める方針であり、実務陣どうしで調整を継続する」と可能性を残しておいた。
申나리 journari@donga.com