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トランプ氏、首席補佐官にワイルズ氏を起用…「忠誠派の中の忠誠派」

トランプ氏、首席補佐官にワイルズ氏を起用…「忠誠派の中の忠誠派」

Posted November. 09, 2024 09:29,   

Updated November. 09, 2024 09:29

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米大統領選挙で勝利したトランプ氏は7日(現地時間)、大統領首席補佐官に大統領選陣営で選挙対策本部長を務めたスーザン・ワイルズ氏(67)を起用した。当選2日後に「第2次トランプ政権」で核心的な役割を担う首席補佐官を任命し、「米国第一主義」の公約を迅速に履行する意欲を見せた。CNNなどは、大統領首席補佐官に女性が任命されたのは初めてだと伝えた。

トランプ氏は声明で、「ワイルズ氏は、米国の歴史上、最も偉大な政治的勝利の1つを得るために助けてくれた。2016年、20年の大統領選挙陣営でも欠かせない存在だった」とし、「米国を再び偉大にするために働いてくれるだろう」と述べた。

ワイルズ氏は40年以上の経歴を持つベテラン政治コンサルタントで、トランプ氏が21年に発生した連邦議会議事堂乱入事件などで刑事起訴された後も、トランプ氏の実質的な首席補佐官の役割を担い、信頼を得た。今回の大統領選挙陣営では、トランプ氏の周辺人物を円滑に管理する能力も発揮したという。トランプ氏はワイルズ氏以外にも、第1期トランプ政権で忠誠心が検証された人々を政権移行チームに重用するなど「忠誠派」を前進に配置した。

トランプ氏は同日、NBCと行った当選後初のインタビューで、最優先課題は「国境を強く、丈夫にすること」とし、「不法移民の大規模な追放以外に選択の余地はない」と明らかにした。また、「まだロシアのプーチン大統領とは接触していないが、電話で話すだろう」と述べ、ウクライナ戦争について対話を行うことを示唆した。

一方、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は今月中旬に予定されている海外歴訪を機に米国を訪問し、トランプ氏との会談を推進していることが分かった。特に、韓国政府は、トランプ氏が16年に大統領に当選して9日後にニューヨークに向かい、トランプ氏と初の会談を行った安倍晋三元首相のケースを参考にして準備を進める方針だという。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 ファン・ヒョンジュン記者 weappon@donga.com