ハーバード大学基金の収益率は9.6%、収益だけで予算の37%を調達
Posted November. 09, 2024 09:27,
Updated November. 09, 2024 09:27
ハーバード大学基金の収益率は9.6%、収益だけで予算の37%を調達.
November. 09, 2024 09:27.
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米アイビーリーグの大学は、毎年この時期になると、成績表を一つずつ発表する。大学基金の会計年度は毎年7月に始まり、翌年6月に終了するが、年間実績が10月頃に公開される。今年最高収益率を記録した大学はコロンビア大学で、11.5%に達した。続いてブラウン大学(11.3%)、ハーバード大学(9.6%)、コーネル大学(8.7%)の順だった。米名門大学の運用資産は数百億ドル、韓国ウォンで数十兆ウォンに達する。今年6月基準で、ハーバード大学は532億ドル(約73兆ウォン)、イェール大学は414億ドル(約57兆ウォン)、プリンストン大学は341億ドル(約47兆ウォン)を運用している。ハーバード大学の基金規模は、人口1170万人のチュニジアの国内総生産(GDP)と同様である。収益だけでも、韓国ウォンで兆単位となる。ハーバード大学は、基金運用で昨年25億ドル(約3兆4000億ウォン)を、イェール大学は23億ドル(約3兆2000億ウォン)を稼いだ。この金でハーバード大学は、今年の予算の37%を、イェール大学は予算の34%を調達した。彼らも、始まりは微弱だった。ハーバード大学は1974年、ハーバード・マネジメント・カンパニー(HMC)を設立し、シードマネー3億ドル(約4000億ウォン)で初めて基金運用を始めた。エール大学は1985年、ウォールストリート出身のデヴィッド・スウェンソンを迎え入れ、10億ドル(約1兆4000億ウォン)規模でスタートした。スウェンソンが活躍した35年間、イェール大学の基金は、年平均13%以上の収益率を記録し、大学予算への寄与度は10%台から30%台に増えた。イェール大学のリチャード・レビン元総長は、スウェンソンを指して、「イェール大学史上、最も大きな寄付者だ」と評価したりもした。大学はどのように資金を運用するのだろうか。普通、HMCのように運用会社を別に置いて、株式や債券、ヘッジファンド、企業買収合併(M&A)、不動産などに投資する。普通の私募ファンドと変わらない。ウォール街出身の同窓生など、少なくは数十人から多くは数百人が運用役として参加する。基金の規模は割合小さいが、相当な成果を出す大学も多い。米テキサス州のベイラー大学は、20億ドル(約2兆8000億ウォン)の基金を運用しているが、この5年間の年平均収益率は10.9%で、ブラウン大学(13.3%)を除いたほかのアイビーリーグ大学より高かった。偏っていない投資ポートフォリオを作って、リスク負担を最小化し、安定的な収益を図った結果だ。基金運用も、大学が干渉する代わりに、運用会社に最大限独立性を保障し、その代わりに運用結果を透明に公開して評価する。昨年、国内私立大学291校の校費会計の積立金は計11兆2931億ウォンに達した。その大半が投資金を預金などの安全資産に預け、61の大学だけが株式に1兆6506億ウォンを投資した。100億ウォン以上の大金を投資した大学は、26校に止まった。ところが、彼らのうち1ウォンでも収益を上げた大学は7校だけだった。同期間、証券市場の好況で国民年金の運用収益率は13.59%に達した。韓国国内大学は最近、学齢人口の減少と授業料の据え置きで財政困難に直面している。給与が少なく、優秀な教員が海外に流出している。もちろん、大学資産は不動産が多く、簡単に収益を出すことが難しく、当局規制でその大半を安全資産に投資せざるを得ないという現実も厳然として存在する。ならば、今からでも教育当局と大学が、百年大計のための基金運用システムを備えるために膝を突き合わせるべきではないか。
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米アイビーリーグの大学は、毎年この時期になると、成績表を一つずつ発表する。大学基金の会計年度は毎年7月に始まり、翌年6月に終了するが、年間実績が10月頃に公開される。今年最高収益率を記録した大学はコロンビア大学で、11.5%に達した。続いてブラウン大学(11.3%)、ハーバード大学(9.6%)、コーネル大学(8.7%)の順だった。
米名門大学の運用資産は数百億ドル、韓国ウォンで数十兆ウォンに達する。今年6月基準で、ハーバード大学は532億ドル(約73兆ウォン)、イェール大学は414億ドル(約57兆ウォン)、プリンストン大学は341億ドル(約47兆ウォン)を運用している。ハーバード大学の基金規模は、人口1170万人のチュニジアの国内総生産(GDP)と同様である。収益だけでも、韓国ウォンで兆単位となる。ハーバード大学は、基金運用で昨年25億ドル(約3兆4000億ウォン)を、イェール大学は23億ドル(約3兆2000億ウォン)を稼いだ。この金でハーバード大学は、今年の予算の37%を、イェール大学は予算の34%を調達した。
彼らも、始まりは微弱だった。ハーバード大学は1974年、ハーバード・マネジメント・カンパニー(HMC)を設立し、シードマネー3億ドル(約4000億ウォン)で初めて基金運用を始めた。エール大学は1985年、ウォールストリート出身のデヴィッド・スウェンソンを迎え入れ、10億ドル(約1兆4000億ウォン)規模でスタートした。スウェンソンが活躍した35年間、イェール大学の基金は、年平均13%以上の収益率を記録し、大学予算への寄与度は10%台から30%台に増えた。イェール大学のリチャード・レビン元総長は、スウェンソンを指して、「イェール大学史上、最も大きな寄付者だ」と評価したりもした。
大学はどのように資金を運用するのだろうか。普通、HMCのように運用会社を別に置いて、株式や債券、ヘッジファンド、企業買収合併(M&A)、不動産などに投資する。普通の私募ファンドと変わらない。ウォール街出身の同窓生など、少なくは数十人から多くは数百人が運用役として参加する。基金の規模は割合小さいが、相当な成果を出す大学も多い。米テキサス州のベイラー大学は、20億ドル(約2兆8000億ウォン)の基金を運用しているが、この5年間の年平均収益率は10.9%で、ブラウン大学(13.3%)を除いたほかのアイビーリーグ大学より高かった。偏っていない投資ポートフォリオを作って、リスク負担を最小化し、安定的な収益を図った結果だ。基金運用も、大学が干渉する代わりに、運用会社に最大限独立性を保障し、その代わりに運用結果を透明に公開して評価する。
昨年、国内私立大学291校の校費会計の積立金は計11兆2931億ウォンに達した。その大半が投資金を預金などの安全資産に預け、61の大学だけが株式に1兆6506億ウォンを投資した。100億ウォン以上の大金を投資した大学は、26校に止まった。ところが、彼らのうち1ウォンでも収益を上げた大学は7校だけだった。同期間、証券市場の好況で国民年金の運用収益率は13.59%に達した。
韓国国内大学は最近、学齢人口の減少と授業料の据え置きで財政困難に直面している。給与が少なく、優秀な教員が海外に流出している。もちろん、大学資産は不動産が多く、簡単に収益を出すことが難しく、当局規制でその大半を安全資産に投資せざるを得ないという現実も厳然として存在する。ならば、今からでも教育当局と大学が、百年大計のための基金運用システムを備えるために膝を突き合わせるべきではないか。
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