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「ハンガンさん舞台へ」 韓江氏のノーベル賞授賞式、韓国語で紹介へ

「ハンガンさん舞台へ」 韓江氏のノーベル賞授賞式、韓国語で紹介へ

Posted November. 11, 2024 08:43,   

Updated November. 11, 2024 08:43

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小説家の韓江(ハン・ガン)氏(54)が来月10日(現地時間)、スウェーデンのストックホルムで開かれるノーベル文学賞授賞式で、韓国語の紹介を聞きながら舞台に上がりそうだ。

韓氏の作品をスウェーデン語に訳した翻訳家のパク・オクギョン氏は最近、スウェーデン・アカデミー側からノーベル文学賞授賞式で受賞者を紹介する演説の最後の文章を韓国語に訳してほしいと頼まれたことが10日までに分かった。パク氏は韓氏の「別れを告げない」と「すべての、白いものたち」を夫のアンデルス・カールソン英ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)教授と共にスウェーデン語に訳した。

ノーベル文学賞授賞式は主にスウェーデン語で行われる。ただ、受賞者を舞台に迎える最後の文章は、作家の母語で発音する。例えば「親愛なるハンガンさんおあがりください」とアナウンスする方式だ。

これに先立って同アカデミーは、2022年のノーベル文学賞授賞式でフランス作家アニー・エルノーさんを紹介する場面で、フランス語の「親愛なる(Ch`ere)アニー・エルノー」と呼称した。2019年にはオーストリアの作家ペーター・ハントケさんを舞台に呼び、ドイツ語で「親愛なる(Lieber)ペーター・ハントケ」と発音した。

韓氏は授賞式3日前の来月7日、ストックホルムで開かれる受賞者の公式講演を韓国語で行う予定だ。講演内容は英語、スウェーデン語に翻訳され、ホームページに掲載される。パク氏は、夫と一緒に韓氏の講演のスウェーデン語も担当した。通常、ノーベル文学賞受賞者は授賞式前の公式講演を通じて感想を述べる。


イ・ホジェ記者 hoho@donga.com