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「イカゲーム2」のギフン、カネではなく復讐のためにゲームに参加

「イカゲーム2」のギフン、カネではなく復讐のためにゲームに参加

Posted November. 13, 2024 09:09,   

Updated November. 13, 2024 09:09

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「シーズン1でソン・ギフン(李政宰)は何も知らない状態で、ただ金を稼ぐためにゲームに参加する愚かなキャラクターだった。一方、シーズン2では復讐するために再びゲームの主催者を探してゲームの中に飛び込む人物に変わる」

黄東赫(ファン・ドンヒョク)監督(53)は今年8月1日、ソウル中区のフォーシーズンズホテルで開かれた「イカゲーム」シーズン2の記者懇談会で、シーズン1、2の最も大きな違いをこう説明した。ギフンが、「フロントマン」(李炳憲)と激しい対決を繰り広げる過程が最も注目すべき部分ということだ。黄氏は、「人気だったすべてのキャラクターを殺してしまったので、新たに良いキャラクターが登場する」とし、「ゲームを続けるか、やめるかを決める投票が、シーズン2ではより積極的な形で活用される」と話した。

「投票を利用して○とXに分かれるグループを見せながら、現在、各国で起きている多くの分裂を浮き彫りにしようとした。私と他人を区別し、正しいことと間違ったことで互いを規定し、互いを攻撃する対立についても描写しようとした」。

懇談会は、来月26日のシーズン2の公開の約4ヵ月前に行われた。シーズン2のプレビュー映像は記者たちに公開されたが、懇談会の内容はエンバーゴ(報道解禁日時)が解除される13日以降に紹介することができた。黄氏と共に懇談会に参加したファーストマンスタジオのキム・ジヨン代表は、「ネタバレを防ぐため、俳優たちも自分が脱落した後の台本を知らずに撮影した。最後まで台本を知っている俳優はほとんどいない」と話した。

シーズン2は、海外のファンが理解しやすいように構成したという。黄氏は、「韓国で生まれたストーリーだが、同じように作品を愛してくれた全世界のファンがいるので、直感的な要素を盛り込み、説明が必要ない作品にしようと気を配った」とし、「子どもの頃に一度はやったことのある韓国固有のゲームもあるが、全世界でやっているゲームもシーズン2にある」と説明した。

麻薬投薬の疑いで2017年に執行猶予を言い渡された俳優の崔勝鉉(チェ・スンヒョン、T.O.P)のキャスティングについては、「なぜこの作品をこの俳優としなければならなかったのかを結果物で見せるしかないという結論を下した」と黄氏は語った。親交のある俳優を主にキャスティングしたという疑惑には、「親交のために俳優を使うことはない。とても残念だ」と話した。今後の制作について、「ひとまずシーズン3がこの作品のフィナーレになるだろう。スピンオフを制作することになっても、すぐではないだろう」と付け加えた。


イ・ホジェ記者 hoho@donga.com