最大野党「共に民主党」執行部が、李在明(イ・ジェミョン)代表の公職選挙法違反1審有罪判決後、初めて開かれた最高委員会議で、「司法殺人」(朴賛大院内代表)、「人を殺そうと思ってこそ可能な判決」(金民錫最高委員)など、裁判官に対する厳しい非難を浴びせた。これに対し、与党「国民の力」の韓東勲(ハン・ドンフン)代表は、「検察の悪魔化に続く裁判官の悪魔化」と批判した。民主党執行部内でも、「25日の李代表の偽証教唆疑惑の裁判など、今後の裁判と世論戦で不利になる可能性がある」と懸念を示した。
民主党の朴賛大(パク・チャンデ)院内代表は18日、最高委員会議で、「司法部の歴史に汚点として残る最悪の判決だ」と述べた。金民錫(キム・ミンソク)最高委員は、「操作起訴を受けて書いたずさんな法理を誰が感情ではなく合理と言えるだろうか」とし、「ソウル大学法学部を出た裁判官なのかと言われるほどだ」と主張した。
李氏は裁判については言及せず、代わりに尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の妻の金建希(キム・ゴンヒ)氏に対する特検法を取り上げ、検察と大統領室に矛先を向けた。李氏は、「検察がしっかりやらなければ、特別検事を任命して損なわれる法秩序を守るのが当然だ」とし、「特検法に対する大統領の拒否権行使が予想される。しかし、この国は大統領一人のものではない」と主張した。
最高委員会議の公開発言がほとんど李氏の判決に対する反発だった中、党内でも自制が必要だという声が出た。民主党の黄靖雅(ファン・ジョンア)報道官は、「注意している」とし、「司法官の批判などは、絶対にしない」と述べた。親李(親李在明)系の座長である鄭成湖(チョン・ソンホ)議員も、「一部の党員が裁判官を非難するなど、少し行き過ぎた発言をするのは不適切だ」と述べた。
民主党は、今月25日に開かれる李氏の偽証教唆1審判決を控え、「明らかな無罪」とし、世論戦に突入した。判決前後の週末である23日と30日には場外集会も行う。
これに対して韓氏は、「偽証教唆の判決を控えて、より極端に群がり、裁判官を脅迫するという司法妨害をすることは、重刑を受けるということだ」と強調した。
アン・ギュヨン記者 イ・サンホン記者 kyu0@donga.com