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尹大統領が歴訪終えて帰国、内閣改造と参謀人事に向け広範な検証に突入

尹大統領が歴訪終えて帰国、内閣改造と参謀人事に向け広範な検証に突入

Posted November. 22, 2024 09:16,   

Updated November. 22, 2024 09:16

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が21日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)、主要20ヵ国・地域首脳会議(G20サミット)の出席など歴訪を終えて帰国し、内閣改造や参謀陣の改編など人事刷新にスピードを上げるか注目される。

21日、大統領室によると、鄭鎮碩(チョン・ジンソク)大統領秘書室長は、歴訪期間中に検証作業が行われた人事資料を近く尹大統領に報告する予定だ。各界各層から推薦を受け、広範な検証作業に入っており、尹大統領にこれまでの状況を報告し、人的刷新の方向性を決めるということだ。

与党では韓悳洙(ハン・ドクス)首相の後任に、6期の朱豪英(チュ・ホヨン)国会副議長、5期の権寧世(クォン・ヨンセ)議員、元喜龍(ウォン・ヒリョン)元国土交通部長官らの名前が挙がっている。ただ、大統領室内部では、「大統領が首相交代を決断するかどうかは未知数」とし、速断できないという気運も読み取れる。大統領室関係者は電話取材に対し、「首相聴聞会は要式行為ではないので、最も難しい聴聞会になるだろう」とし、「誰が選ばれても、野党の同意を得て国会で承認されるのは容易ではない」と話した。

尹政権初期から閣僚に就いている李祥敏(イ・サンミン)行政安全部長官、李周浩(イ・ジュホ)副首相兼教育部長官、曺圭鴻(チョ・ギュホン)保健福祉部長官らも交代する可能性が高い。長期間空席の女性家族部長官と政府組織法改正後に新設される副首相級の人口戦略企画部長官の人選も進行中だという。また、「金建希(キム・ゴンヒ)ライン」と呼ばれる大統領室参謀陣も、内閣改造後に順次人事が行われるものとみられる。

ただし、尹大統領の人的刷新は来月の国会予算案処理後に本格化するものとみられる。予算案の処理が法定期限の来月2日までに成立しない可能性が高く、早ければ年末から年明けにかけて人事が行われるものと予想される。

龍山(ヨンサン)内部では、「人的刷新の鍵は時期ではなく内容」と慎重を期す様子だ。野党の地形変化も首相の承認などに影響を与え得るため、人的刷新の変数になる。大統領室関係者は、「25日に最大野党『共に民主党』の李在明(イ・ジェミョン)代表の偽証教唆容疑で有罪判決が出れば、民主党も地形が変わるのではないか」と話した。


申나리 journari@donga.com