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「小さな政府十字軍」の旗を掲げたマスク氏の最初の課題は「規制リセット」

「小さな政府十字軍」の旗を掲げたマスク氏の最初の課題は「規制リセット」

Posted November. 22, 2024 09:18,   

Updated November. 22, 2024 09:18

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トランプ次期米大統領が政府効率化省の共同トップに指名した実業家のイーロン・マスク氏(写真)が、「小さな政府十字軍」と「規制リセット」を通じて米連邦政府を大々的に改革すると明らかにした。

マスク氏は20日(現地時間)、政府効率化省のトップに共に指名された実業家のビベック・ラマスワミ氏と米紙ウォールストリート・ジャーナルへの寄稿文を通じて、「固着化し、日々大きくなる官僚主義は米国の実存的な脅威」と強調した。そして、「規制撤廃と行政府の縮小、無駄な予算の削減という3つの重大な改革に取り組む」と明らかにした。

彼らは「小さな政府の十字軍」と名付けられた「リーンチーム(無駄のないチーム)」を構成し、議会が承認した法令に基づかない規制を探し、トランプ氏に撤廃を勧告する計画だ。また、大統領令や指針、有権解釈など各省庁が作った規制をすべて原点化あるいは白紙化する方針だ。

機関別に撤廃された規制に合わせて公務員も減らし、新型コロナウイルス感染拡大で活性化した公務員の在宅勤務も禁止することを決めた。これにより、230万人にのぼる連邦公務員を大々的に削減するという。また、大規模な予算の見直しと監査を通じて無駄な予算を見つけ出し、2兆ドル(約2800兆ウォン)の予算を削減する計画だ。米国の年間財政赤字は2兆ドルにのぼる。政府効率化省の規制及び予算改革を通じて2年以内に均衡財政の達成を目指す。マスク氏はソーシャルメディアで、「政府効率省のハンマーが打たれるだろう」と述べ、改革への意欲を強調した。

一方、トランプ氏は強い保守傾向を持ち、第1次政権で行政管理予算局(OMB)局長を務めたラッセル・ボート氏を再びOMB局長に起用する予定だと、ロイター通信が伝えた。OMB局長は、マスク氏が政府改革を推進する過程で緊密に協力する人物の一人だ。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com