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マスク氏「ベゾスはトランプの負けを予想していた」、ベゾス氏は「100%違う」と反論

マスク氏「ベゾスはトランプの負けを予想していた」、ベゾス氏は「100%違う」と反論

Posted November. 23, 2024 09:07,   

Updated November. 23, 2024 09:07

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最近、トランプ次期米大統領の「相棒(First Buddy)」と呼ばれ、次期政権の実力者に浮上した実業家のイーロン・マスク氏が、米アマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス氏を攻撃した。宇宙産業分野で競争を繰り広げている両氏は、以前から確執があったことで有名だ。

マスク氏は21日(現地時間)、自身のX(旧ツイッター)に、「ベゾス氏が『トランプ氏は間違いなく(大統領選挙で)敗北するから、テスラとスペースXの株をすべて売らなければならない』と言いふらしていたことを今日、マール・ア・ラーゴで知った」と投稿した。いい気味と言わんばかりの表情の絵文字も添えた。するとベゾス氏は、「ノー、100%事実ではない」と反論し、その後、マスク氏は「それでは、誤りを認める」と返信した。

米紙ニューヨーク・タイムズは、「世界で最も裕福な両氏の『権力の力学関係』が11月5日(米大統領選)を起点に変わったことを想起させる事件」と指摘した。マスク氏がトランプ氏との親密さを誇示し、政界はもとより業界でも権力者になったことを示したという分析もある。フォーブス誌によると、マスク氏の純資産は3144億ドル(約441兆ウォン)にのぼる。かつて世界最高の富豪だったベゾス氏の純資産は現在2147億ドルだ。

両氏は長い間、民間宇宙産業分野を共に開拓するリーダー的存在だった。ベゾス氏2000年に「ブルーオリジン」を設立し、マスク氏も02年に「スペースX」を設立した。しかし、米航空宇宙局(NASA)が14年にスペースXと39A発射台のリース契約を結んだことで、関係が悪化し始めた。21年にもNASAが月面着陸船事業者としてスペースXを選定すると、ブルーオリジンが反発して訴訟戦が繰り広げられた。当時、マスク氏はベゾス氏を「模倣者」と呼び、「準軌道宇宙船も作れず、妨害ばかりする」と非難した。

マスク氏が今回の大統領選でトランプ氏を支持したのとは異なり、ベゾス氏は中立を守った。ただ、米紙ワシントン・ポストのオーナーであるベゾス氏は、編集委員会でハリス副大統領支持宣言を発表できないようにし、事実上、トランプ氏に力を与えたという見方もある。


崔智善 aurinko@donga.com