サッカー韓国代表DFキム・ミンジェ(28)が欧州チャンピオンズリーグ(CL)のデビューゴールを決めた。所属するバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)に勝利をもたらす先制決勝ゴールだった。
キム・ミンジェは27日、本拠で行われたパリ・サンジェルマン(PSG、フランス)との2024~2025シーズンCLリーグフェイズ第5節の試合に先発出場し、前半38分に頭でネットを揺らし、チームを1-0の勝利に導いた。キム・ミンジェは、バイエルンのCK場面で、相手GKのマトベイ・サフォノフがボールをまともにはじき切れずゴール前でバウンドしたボールを頭で押し込んで。キム・ミンジェのCL初ゴールであり、今季2号ゴールだった。キム・ミンジェは先月7日、ドイツ・ブンデスリーガのフランクフルト戦でシーズン1点目を決めた。
2021年8月、フェネルバフチェ(トルコ)に加入して欧州舞台を踏んだキム・ミンジェは、ナポリ(イタリア)を経て昨年7月、ミュンヘンへ移籍した。ナポリ所属だった2022年9月、リバプール(イングランド)との試合でCLデビューを果たし、同日のPSG戦がCL23試合目となった。キム・ミンジェはこの試合最優秀選手(プレーヤー・オブ・ザ・マッチ)に選出された。ミュンヘンの主将でベテランGKのマヌエル・ノイアー(38)は、試合終了のホイッスルが鳴るやいなや、キム・ミンジェを抱き上げた。それだけキム・ミンジェの活躍が大きかったという意味だ。
同日、フル出場したキム・ミンジェは、パス成功率93.2%(59回試み、55回成功)、インターセプト2回、クリア7回を記録するなど、ビルドアップと守備でも印象的な活躍を見せた。サッカーデータ専門メディア「SofaScore」はキム・ミンジェに8.2点の採点を与えたが、両チームを合わせて最も高い評価だった。キム・ミンジェが構えているミュンヘンの守備ラインは最近、公式戦連続無失点勝利記録を7試合に伸ばした。
韓国代表MF李康仁(イ・ガンイン、23、PSG)が同日の試合後半20分に途中出場し、韓国人選手同士の直接対決も実現した。CLで「コリアンダービー」が実現したのは、2011年12月当時マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)の朴智星(パク・チソン)とFCバーゼル(スイス)の朴柱昊(パク・ジュホ)がグループリーグで対戦して以来13年ぶり。後半12分、ウスマン・デンベレが警告累積で退場処分となったPSGは、追加ゴールを許さなかったことに満足しなければならなかった。
出場チームが従来の32チームから36チームに増えた今シーズンのCLでは、チーム当たりリーグフェイズ8試合を行った後、上位8チームはベスト16に直行する。9~24位はプレーオフを行い、このうち8チームが決勝トーナメントに合流する。27日現在、ミュンヘンは勝ち点9(3勝2敗)で11位、PSGは勝ち点4(1勝1分け3敗)で26位だ。
マンチェスター・シティ(イングランド)は同日、3点差のリードを守れず、フェイエノールト(オランダ)と3-3で引き分けた。公式戦5連敗を記録していたマンCは、連敗からは脱出したものの、勝利を逃したため、流れを変えることはできなかった。3-0でリードしていたマンCは、後半30分から14分の間、連続で3ゴールを許した。スポーツデータ専門会社「オプタ」によると、マンCが3点差でリードしながら勝利できなかったのは1989年以後35年ぶりだという。
FCバルセロナ(スペイン)のロベルト・レバンドフスキ(36)は、CL史上3番目に通算100ゴールを越えた。レバンドフスキは同日、ブレスト(フランス)との試合で通算100ゴールと101ゴールを相次いで決め、チームの3-0の勝利を導いた。これに先立ち、クリスティアーノ・ロナウド(39、アルナスル、140ゴール)とリオネル・メッシ(37、インテル・マイアミ、129ゴール)が通算100ゴールに先に到達している。
姜泓求 windup@donga.com