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「ウクライナ支配地域をNATO傘下に」 ゼレンスキー氏が初めて停戦を示唆

「ウクライナ支配地域をNATO傘下に」 ゼレンスキー氏が初めて停戦を示唆

Posted December. 02, 2024 08:30,   

Updated December. 02, 2024 08:30

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ウクライナのゼレンスキー大統領(写真)が先月29日(現地時間)、北大西洋条約機構(NATO)加盟が承認されれば、ロシアに占領された領土をすぐに取り戻せなくても停戦交渉が可能であることを示唆した。来年1月、トランプ次期米大統領が大統領に正式に就任した後、停戦交渉の圧力がかかることを考慮し、停戦に前向きな態度を示したとみられる。

ゼレンスキー氏は同日、英スカイニュースとのインタビューで、「戦闘を沈静化するには、ウクライナが支配する領土をNATOの傘の下に置く必要がある」との見方を示した。そして、「早くそうしなければならない。そうすれば、占領地は外交的手段で取り戻せるだろう」と述べた。

スカイニュースは、ゼレンスキー氏が一部のウクライナ領土のロシア占領を受け入れる停戦交渉に参加する可能性を示唆したのは、今回が初めてだと指摘した。スカイニュースは、ゼレンスキー氏が停戦交渉でロシアに奪われたウクライナ東部領土が除外される可能性があることを受け入れるようだったと伝えた。

トランプ氏の大統領就任を控え、ウクライナはNATO加盟を急いでいるようだ。ウクライナのシビハ外相も同日、来月3、4日に開かれるNATO外相会議で、ウクライナのNATO加盟手続きの最初の段階である「加盟招待」を支持してほしいという内容を盛り込んだ公開書簡をNATO加盟国に送った。一部のNATO加盟国は、ウクライナがNATOに加盟すれば、ロシアとの対立が激化することを懸念している。

ゼレンスキー氏は同日、軍司令部人事も一部行った。北東部ハルキウ戦線を担当していたミハイロ・ドラパティ少将が陸軍司令官に任命されたと、RBCウクライナが報じた。


趙은아 achim@donga.com