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レーダーに捕捉されない「段ボール製ドローン」、 韓国軍が100機を来年初めに導入

レーダーに捕捉されない「段ボール製ドローン」、 韓国軍が100機を来年初めに導入

Posted December. 03, 2024 08:29,   

Updated December. 03, 2024 08:29

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先月、北朝鮮が開催した兵器展示会で確認され、韓国に対する新たな脅威兵器に浮上した「段ボール製ドローン」を韓国軍も導入する計画であることが分かった。段ボール製ドローンは、小型で騒音が小さく捕捉が難しいうえ、紙という素材の特性上、レーダーにほとんど探知されない。1機当たりの価格も500万ウォン前後と安価で、「コスパの良い兵器」と言われ、現代戦で最も脅威的な兵器とされている。

2日、東亜(トンア)日報の取材を総合すると、韓国軍当局は現在、小型段ボール製ドローン導入に関する最終入札を進めている。年末頃に納品契約を行い、来年初めに100機の納品を受けた後、上半期中にドローン作戦司令部に実戦配備する方針だ。軍はまず、偵察用段ボール製ドローンを運用した後、作戦の有効性などを評価し、今後、自爆型段ボール製ドローンの導入・開発も検討する計画だ。

段ボール製ドローンは、ウクライナがロシア攻撃に使用し、経済性と作戦的効率性などがすべて実証されたと評価されている。北朝鮮は先月21日、平壌(ピョンヤン)で開幕した兵器展示会で様々な偵察や自爆ドローンを披露したが、この時、段ボール製ドローンが注目を集めた。

国防安保フォーラムのオム・ヒョシク事務総長は、「北朝鮮が段ボール製ドローンで攻撃すれば、我々も同じドローンを送って100倍報復できるというメッセージを送る」とし、「段ボール製ドローンの確保で、北朝鮮に対する抑止効果を得ることができる」と強調した。


孫孝珠 hjson@donga.com