弾劾政局が続き、ポータルニュースのコメントが爆発的に増加したことが分かった。「戒厳令」はグーグルの今年の韓国検索語の2位となっている。マクロプログラムを悪用したコメント操作のような混乱が発生する恐れもあり、ネイバーとカカオはモニタリングの強化に乗り出している。
11日、ネイバーデータラボのニュースコメントの統計によると、3日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が深夜戒厳を宣言して以来、現在までネイバーニュースのコメントは普段と比べて最大5倍近い増加傾向を記録している。政治ニュースのコメントが全体の80%ほどを占めている。
尹大統領弾劾訴追案の採決が行われた7日は、97万231件のニュースコメントが書き込まれた。直前の週末の土曜日の11月30日の書き込み件数(19万4710件)の4.98倍に達する数値で、過去最高値を記録した。このうち、政治ニュースについたコメントが全体の79.5%で大半を占めている。
グーグルで最も多く検索されたキーワードの大半も、戒厳関連のイシューが占めている。2日から9日までグーグルの韓国国内での検索件数が急増した単語は「戒厳令」と「尹錫悦」で、一週間で各々50万回以上が検索された。普段の基準で見れば、なんと1000%も増えた数値だ。グーグルが同日発表した「検索語で振り返る2024年の今年の検索語」のリストによれば、「戒厳令」は韓国で今年の検索語で2位までなっている。1位は「オリンピック、パラリンピック」、3位は「住宅分譲申し込み」がキーワード順位に名を連ねた。
弾劾の局面が続き、ポータル会社はマクロを悪用したニュースコメント操作などの動きを防ぐために、非常対応体制に入っている。ネイバーは、弾劾政局を「特別モニタリング期間」とし、マクロの直接間接部署の「職員非常待機」等の対策を用意した。カカオは、非常戒厳の宣言があった3日から、マクロなど関連「特別モニタリング」期間を設定した。
ナム・ヘジョン記者 namduck2@donga.com