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ホーム球場のスイートルームに家族の警護員まで、ソトがメッツを選んだのは「家族へのもてなし」

ホーム球場のスイートルームに家族の警護員まで、ソトがメッツを選んだのは「家族へのもてなし」

Posted December. 14, 2024 08:24,   

Updated December. 14, 2024 08:24

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米大リーグの選手契約関連記事にはよく「(ニューヨーク)ヤンキースディスカウント」という表現が登場する。ワールドシリーズ(WS)最多優勝(27回)チームであるヤンキースのユニホームを着ることができれば、年俸が少し安くても大丈夫だと考える選手がそれだけ多いという傍証だ。しかし、ヤンキースを離れて地域ライバルのニューヨーク・メッツと契約したフアン・ソト(26)にはヤンキースディスカウントより家族のことがより大事だった。

ソトとプロスポーツ史上最大規模の15年7億6500万ドル(約1兆950億ウォン)で契約したメッツは13日、ホーム球場のシティ・フィールドでソトの入団記者会見を開いた。そしてこの席で、「ホーム球場のラグジュアリースイートルーム無償提供」のような細部条項を公開した。ソトは家族が自分が走る姿を気楽に見れるように同条件を要求し、メッツもこれを受け入れた。

ニューヨークポストなどによると、ソトはヤンキースにも同様の条件を要求したが、ヤンキースは受け入れなかった。ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGM兼副社長は、「ホーム球場のスイートルームが必要なら、お金を払って使えばいい。スイートルームを提供するかどうかが契約決定に影響を及ぼしたとは思わない」と話した。

しかしソトは、入団会見で「スイートルームの提供が(メッツと契約することにした)最も大きな理由の一つ」とし「メッツがいつも家族について話し、私と私の家族をどのようにもてなすかを気にかけてくれる姿に深い感銘を受けた」と話した。メッツはまた、スプリングキャンプとポストシーズンを含め、ホームゲームとアウェーを問わず、ソトの家族にボディガードも提供することにした。今季序盤にヤンキースの警備員がソト家族の球場内の特定区域への出入りを止めたことがメディアに報道されたこともある。


任寶美 bom@donga.com