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また人事権を行使した尹大統領、与党からも「直ちに職務停止が必要」の声

また人事権を行使した尹大統領、与党からも「直ちに職務停止が必要」の声

Posted December. 14, 2024 08:24,   

Updated December. 14, 2024 08:24

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が大法官任命同意案を国会に提出したことが明らかになり、物議を醸している。尹大統領が7日の国民向け談話で、事実上「一線を退く」と約束したにもかかわらず、前日(12日)の談話でこれを覆し、依然として人事権などの権限行使を続けているのだ。最大野党「共に民主党」は、「反憲法的な権力の悪用」と批判し、与党「国民の力」からも「直ちに職務停止をする必要がある」という声が出た。

大統領室によると、尹大統領は前日、国会に「大法官馬鏞周(マ・ヨンジュ)任命同意案」を提出したことが分かった。大統領室関係者は、「大法院長(最高裁長官)の推薦事項で、法的手続きによるもの」と明らかにした。大法官は、大法院長の推薦で国会の同意を経て大統領が任命する。先月26日、曺喜大(チョ・ヒデ)大法院長は、ソウル高裁部長判事の馬氏を尹大統領に任命推薦した。

尹大統領は前日にも、閣議を通過した法律案21件と大統領令21件に署名した。金龍顕(キム・ヨンヒョン)前国防部長官の後任に指名された崔秉赫(チェ・ビョンヒョク)前駐サウジアラビア大使が固辞したため、尹大統領は三つ星将軍出身の「国民の力」の韓起鎬(ハン・ギホ)議員を指名しようとしたが、韓氏も固辞した。

14日の2回目の弾劾訴追案の採決を前に、尹大統領の弾劾に対する賛成世論は高まっている。韓国ギャラップが10~12日に実施した世論調査(中央選挙世論調査審議委員会インターネットホームページ参照)によると、「尹大統領の弾劾に賛成する」という回答が75%で、反対(21%)世論より3倍以上高かった。大邱(テグ)・慶尚北道(キョンサンナムド)地域でも62%が弾劾に賛成すると答えた。

尹大統領の国政支持率は11%で、現政権発足後、最低を記録した。これは先週の調査より5ポイント下落した数値だ。職務遂行不支持率も85%で過去最高を記録した。


黃炯? constant25@donga.com